正月の正の字(1) ー生感動一生青春 相田みつを氏
正月の正の字
一に止まる・一とは原点
さて、正月の正という字ね、「何へん」で引くと思いますか?
昔の漢和辞典では、「止」というヘンで引くんですよ。<正>
というのはね、「一に止まる」ということです。「一を守る」
それが正。それでは一とはなんでしょう? 一とは原点、一と
は自分、一とはこのわたしです。自分が人間としての原点に止
まる、それが正。自分が人間としての原点を守る、それが正。
自分が自分の原点に立ち帰る月、それが正月です。つまり、
自分が自分になる月、それが正月。自分が自分になるというこ
とは、人間としての、本来の自分になること。それでは本来の
自分とは何か?「そんとく」「勝ち負け」お金の「有る無し」
等という比べることをやめた自分、それが本来の自分です。
ふだんの私達の現実世界は、いつも「そんとく」「勝ち負け」
という「比べっこ」にふり廻されているから、一年に一ぺん、
そういう世間的な「比べっこ」をやめて本来の自分に帰ろうと
いうのが正月です。
正月になると、寺によっては、「修正会」(しゅしょうえ)
という行事をします。「修正する会」と書きます。何をどう修
正するのでしょう?
さくねんやってきたことのあやまち、失敗を反省し、同じこと
をくり返さないように、自分の原点に立ち帰って、自分のこと
ばかりではなくて、世の中の平安や世界の人々の幸せを祈願す
るわけです。つまり、正月とは、「そんとく」で歪められた
自分の軌道修正をする月ともいえます。
お早う御座います^^
お正月の意味が良く分かり、勉強になりました。
お正月とは、ちょっと離れているかもしれませんが、桃ばーちゃんは、メブラーナの七つの教えの中の「自分自身であれ、もしくは、有るがままの自分であれ」というのが好きなのです。自分が嫌になった時など、これを思い出すのです。
ちなみに、私の誕生日は一月一日です。
ついでに、コーヒーは、ブラックです。
投稿: 桃ばーちゃん | 2011年10月30日 (日) 07:17