第九章
いつまでも幸福でいるためには
幸運期のときこそ、心を乱さない
不運のあとに幸運がやってくると、やることなすことがうまくいくよ
うになります。
願望がかない、飛躍・発展のチャンスがつかめるようになります。
しかし、このとき、その人の幸せを妬むあまり、次のような誹謗中傷
や悪口を言われることがあります。
「彼が課長に昇進できたのは、本当の実力ではない。部長にゴマをす
ったからだ」
「彼女はきっと彼をだまして、球の輿に乗ったに違いない」
そういった噂が耳に入ったとき、思わず取り乱し、中には逆に相手を
やり込めてやろうと考える人がいますが、心を平常に保つべきです。
そのことで心が乱れると、幸運のエネルギーが減少し、代わりに不運
のエネルギーが生まれるようになるからです。
それを防ぐためには、誹謗中傷や悪口を言ってくる人の挑発に乗らな
いことです。
いっさい反撃しないことです。むしろ次のように考えるといいでしょう。
誹謗中傷の悪口を言えば言うほど、言った人の心の中には不運のエネ
ルギーがたまるようになり、どんどん運が悪くなる。
しかし、逆にその反動で言われた本人の心の中には、幸運のエネルギ
ーがたまるようになる。
だから、言われれば言われるほど自分の運はどんどんよくなる。
ますますハッピーになる。
自分に向けて、このように言い聞かせれば、心が乱れることもありません。
いつも平常心でいられます。
心をプラスの状態にキープできます。
その結果、ずっと幸運でいられるようになるのです。
植西 聰 氏
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