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kyupinの日記 気が向けば更新 (精神科医のブログ)

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2016年8月

2016年8月13日 (土)

【71】スキルアップを図る

第八章

 手に入れた幸運をさらに大きくするには


 スキルアップを図る


 不運のあとには幸運がやってきます。これを早めるためには、自分磨

きの一環として、スキルアップを図ることが大切です。

 その好例としてブッダ(釈迦)にまつわる話を紹介しましょう。

 あるとき、弟子の一人が「不遇なときに、私たちが肝に銘じなければ

ならないことは何でしょうか」と質問したことがありました。

 するとブッダは次のように答えました。

 あの料理店で働いている青年を見てごらん。

 彼はあの店の見習い料理人だが、元々は漁師だった。

 しかし、漁に出たとき、足に大けがを負い、漁師の仕事ができなくな

ってしまった。

 でも両手は自由がきく。

 だから、将来新しい仕事にありつけるよう、ああやって料理の修行を

しているのだ。

 その後、青年は貴族のお抱えの料理人として大活躍するようになった

といいます。

 私たちも同じで、不運な状況下にあるとき、来たるべき幸運期に備え

てスキルアップを図ることが大切になってきます。

 「今のうちに何か資格を取得しておこう」

 「速読術をマスターしておこう」

 「フランス語を習っておこう」

 このように、スキルアップを図れば自分に自信が持てるようになり、

心がプラスになります。

 すると、不運が幸運に転じやすくなり、幸運期が到来したとき、身に

つけたスキルは飛躍・発展のチャンスをつかむための大きな武器となる

のです。

植西 聰 氏

2016年8月10日 (水)

【70】信念が強まる名言・格言を座右の銘にする

第八章

 手に入れた幸運をさらに大きくするには


 信念が強まる名言・格言を座右の銘にする


 魔物の象徴ともいえる吸血鬼には苦手なものがたくさんあります。

 太陽光線、十字架、にんにく、精霊が宿るとされる樅ノ木、聖書、銀

の弾がこめられた銃などなどです。

 では、不運が苦手とするものはなんでしょう。

 それは、ずばり、先人たち・偉人たちの残した名言・格言です。

 いうまでもないことですが、不運に見舞われると、挫折したり失望し

たりして、心がへこみやすくなります。

 時には人生に夢も希望も持てなくなることもあります。

 なかには生きているのがイヤになってしまう人もいるでしょう。

 すると、心の中に魔物がどんどん侵入し、心がますますマイナズに傾

いてしまいます。

 そうならないためには、心に響いた名言・格言を座右の銘に、魂を鼓

舞させるといいと思います。

 それらを紙に書いて自室の壁に貼っておき、落ち込んだとき、心がマ

イナスに傾きそうになったとき、口に出して唱えるようにするのです。

 暗記し、呪文のように唱えてもよいのです。

 言葉には言霊といって魂が宿っているとされています。

 したがって、それらを繰り返し唱えていれば、その魂がプラスの暗示

となって心の中にインプットされるようになります。

 すると、心の中の魔物は追い出され、心の中はプラスの気でいっぱい

になります。

 しかも、名言・格言は生きる指針にもなってくれます。

 信念の強化にも大いに役立ちます。

 つまり、口に出して唱えることには一石二鳥の効果があるのです。

植西 聰 氏

2016年8月 9日 (火)

【69】信念が強まる本をたくさん読む

第八章

 手に入れた幸運をさらに大きくするには


 信念が強まる本をたくさん読む


 信念があると、不運に耐えることができ、そのあとにやってくる幸運

期の到来が早まるようになります。

 その信念を強めるためには、信念に関係する本をたくさん読むといい

でしょう。

 昔、アメリカのある新聞記者が、成功の秘訣を聞き出すために、実業

家で鉄鋼王と呼ばれたアンドリュー・カーネギーの家を訪ねたことがあ

りました。

 その新聞記者はカーネギーの書斎に通されたのですが、本棚を見て、

思わず感心してしまいました。

 信念に関する本が戸棚にたくさん差し込まれていたからです。

 実はそれを読むことで、カーネギーは信念を強め、心を磨いていたの

です。

 人間は弱いもので、不運に見舞われると、心がマイナスに傾いてしま

い、ダメ意識が強まります。

 そうなると、信念も弱くなってしまいます。

 しかし、信念を養う本・信念を強める本を読めば、ダメ意識が遠ざか

り、代わりに「絶対に」「何が何でも」「必ず」という意欲が湧いてき

ます。

 それが信念の強化につながっていくのです。

 ただ、本はやみくもに読めばいいというものではありません。

「この部分はためになる」「魂が躍動する」と思える箇所があったら、

アンダーラインを引き、それを手帳などに書き写し、絶えず眺めるよう

にするのです。

 また、短い文章ならば、暗記をして心がへこみそうになったとき、唱

えるのもいいでしょう。

 そうすれば、不運が予定よりも早く退散し、幸運がそのぶん早くやっ

てくるようになります。

植西 聰 氏

2016年8月 3日 (水)

【68】信念を抱くと不運に耐えられ、その後にやってくる幸運期の到来も早まる

第八章

 手に入れた幸運をさらに大きくするには


 信念を抱くと不運に耐えられ、その後にやってくる幸運期の到来も早まる


 不運と幸運は混じりあっている縄のようなものです。

 不運のあとには、必ず幸運がやってきます。

 ただ、問題は不運という寒い冬をどうやって耐え、どうやって乗りき

るかです。

 そのことを知るカギは成功者の生き方にあります。

 成功者も例外ではなく、幾多の不運に見舞われました。

 そんな彼らが不運を乗り越え、幸運期に人生を大きく飛躍・発展させ

ることができたのは、信念を抱いていたからにほかなりません。

 アメリカの実業家で自動車王と呼ばれたヘンリー・フォードは「何が

何でも画期的なエンジンを開発してみせる」という信念を抱いていました。

 発明王エジソンも「世の中の人の暮らしを便利にするために、たくさ

んの電気製品を発明してみせる」という信念を抱いていました。

 では、信念があると、なぜ不運に耐えることができ、そのあとにやっ

てくる幸運期の到来が早まるのでしょうか。

 それは信念があると、ブレない軸を心の中に持つことになるので、迷

いがなくなるからです。

 迷いがなくなれば、考えること、やるべきことが明確になります。

 自分にとって何が必要で何が不要かも容易に判断できるようになります。

 悩むと、心がマイナスになることで生じる時間とエネルギーの浪費も

なくなります。

 物事が思いどおりに進まなくても、粘り強く継続できるようになり、

ポジティブに考え、ポジティブに行動できるようになります。

 すると、ポジティブな波動が幸運波動とリンクするため、幸運期の到

来も早まるようになるのです。

植西 聰 氏

2016年8月 1日 (月)

【67】「忍耐」の意味をはき違えてはならない

第八章

 手に入れた幸運をさらに大きくするには


 「忍耐」の意味をはき違えてはならない


 歴史上の人物で「忍耐の人」といえば、多くの人は徳川家康を連想す

ると思います。

 しかし、家康という人は不遇の時期をひたすら耐え忍んでいたわけで

はありません。

 天下統一という目標に向けて水面下で自分を磨いていたのです。

 彼の場合、自分磨きのポイントは二つありました。

 一つは、「戦乱の世を終わらせてみせる」という信念を育んでいたこ

と、もう一つは自分という人間を啓発していたことです。

 誰にでも不運がある以上、その後、誰にでも必ず幸運期が到来します。

 幸運期到来のとき、自分のエネルギーが存分に発揮できなければ、大

きな飛躍・発展は望めません。

 大きな成功もおさめることもできません。

 しかし、不運な状況下にあるとき、信念を強め、自己成長に努めれば、

自分という人間がどんどん磨かれていきます。

 さらにスケールの大きな人間になります。

 そのため、幸運期に大きく飛躍・発展することができます。

 大きな成功をおさめることもできます。

 そして、これがもっとも重要なことですが、不運に見舞われても、比

較的短期間で、幸運に転じやすくなります。

 結論をいえば、不運の状況下における忍耐とは、何もしないで我慢す

ることをいうのではありません。

 幸運期到来の折に、いかんなく発揮するためのエネルギーを充電・強

化しておくことをいうのです。

 そのことを知れば、「失望」「落胆」の念が、「希望」「期待」へと

転じるようになるでしょう。

植西 聰 氏

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