【46】お嬢さんと芸者
本田宗一郎 100の言葉
第2章 経営
大衆は品物の
どこがいいか悪いか
分からないけれども
いいか悪いかだけは
見抜く力を持っている。
たとえば芸者とお嬢さんがいて2人にまったく同じ着物を着せ
たとする。
それを見たとき「どちらが芸者か」についてはほとんどの人が
分かるが、どこが違うかという点についてはっきり答えられる人
は少ない。
宗一郎はこう語る。
「大衆はいいか悪いかを判定するけれども、どこが悪いとは言っ
てくれない。だからデザインは怖い。大衆には分からない芸者と
お嬢さんの違いをつまみ出せなければデザイナーは務まらない」
別冊宝島編集部 偏
最近のコメント