【47】消しゴムのない日記
本田宗一郎 100の言葉
第2章 経営
言葉とか文字では人を動かせない。
一番大事なのは信頼だ。
信頼とは一日一日の
その人の履歴と人となりだと思う。
毎日日記をつけている人がいるが、いざとなれば消しゴムやイ
ンク消しで消すこともできる。しかし、実生活は消すことのでき
ない日記である。
言葉とは生活の一端を担うものであるが、人間を真に支配する
のは言葉ではないと宗一郎は断言する。
「語らずのうちに人が見ているそのものがズバリ、それが信頼だ。
その集積によって、ものが通じるか通じないかの分かれ道になる」
百万の言葉よりもひとつの信頼である。
別冊宝島編集部 偏
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