89 【自己防衛】 マーフィー 人生成功の名言 389
【自己防衛】
もしあなたが障害、遅延、困難などのことをいつまでも考えていると、あなたの
潜在意識はそれに反応します。それは、自分で自分の利益を阻んでいることになり
ます。
アンジェラ・ダックワース: やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
ときには、「もうあとがない」というほど切羽つまった状況に苦しむことがあっても、「とにかく一歩でもいいから前に進もう」と努力を続けていけば、どう考えても無理そうなことを成し遂げる方法が必ず見えてくる。
書いてあることは純粋であり、読むと自然と力が湧き上がる本でした。 (★★★★)
ケリー・マクゴニガル: スタンフォードの自分を変える教室
難しい本だった。
章ごとの課題をこなずのは、かなり難易度が高く、
自己意識を高めていないとこなせない。
何度も挫折し、再挑戦し、できなかった章もある。
でも、まあいいやって思って次の章へ進めた。
・一度きりの人生が最高の人生に変わる授業。
・脳は1つでも自分は2人いる。
・「割引率」が10年後の成功を決める。
抽象的な概念として見られていた【意志の力】に
ついての考え方を根本的に変え、実際の「行動」
に大きな影響を与えてくれる。 (★★★★)
マイケル・E・アディス: うつを克服するための行動活性化練習帳 ―認知行動療法の新しい技法
自分で取り組むための書き込み式ワークブックの
「行動活性化」法。
明らかな解決法がない問題の場合は、自分では
変えられない問題であり、現状を受け入れること
が大切だと説明してる。
真の「受容」とは、制御できないことを制御しよう
ともがくことすら進んであきらめることだと言って
いる。これはかなり高度な手法。
行動パターンは気分に大きく影響するという考え
のもと、自分の行動と気分の関係について詳しく
学び、楽しみや達成感を感じられる行動を少しず
つ増やしていけるように工夫された練習問題を数
多く掲載。
行動を変えることで苦しい現状からの脱出をめざ
す試み。
(★★★★)
デビッド・D. バーンズ: フィーリングGoodハンドブック
4cm 厚と今まで最も厚い、認知療法本。
不安、緊張、恐怖、コニュニケーションまで拡大され、
気分よく、過ごす対処が書かれています。
気に入ったところは、P224 ~ の先延ばしをしない方法。
【行動】ー>【やる気】->【更なる行動】
やればやるほど、もっとやりたくなる。
何かを行うことが、やる気よりも、先にくる。
(★★)
デビッド・D・バーンズ: 人間関係の悩み さようなら-素晴らしい対人関係を築くために:Feeling GooD Together
読み物としては、大変面白い。
著者は最初から最後まで、ワークをしない読者を非難し、ワークをしなければ全く効果が無いと言い切っています。ワークをしなかったので、読んでいて少し怒りが湧いてきました。怒りを無視し最後まで読めました。 (★★)
V.E.フランクル: 夜と霧――ドイツ強制収容所の体験記録
絶望の中で、人は希望や感謝の心をもつことができると知った本。
あまりにも怖くて恐ろしくて感想すら書けない。
でも、読後なぜか晴れやかな気分も併せ持つ感覚に陥る不可思議な
-心理学者の強制収容所体験でした。
生きがいについて,神谷美恵子著と同じような人生の意味について
考えさせられる本でした。
認知療法の本に『夜と霧』の紹介がありましたので、読んでみました。
お薦め本です。 (★★★★★)
デビッド・D.バーンズ: 〈増補改訂 第2版〉いやな気分よ、さようなら―自分で学ぶ「抑うつ」克服法
認知療法本。
最初の章は読みごたえがあり、とても参考になります。
中身は、ほぼ、3つのカラム法で、「抑うつ」を抑える本です。
難点は、読み進めるうちに、だんだんと中身が薄くなり面白く
なくなります。
(★★)
水島 広子: 「怒り」がスーッと消える本―「対人関係療法」の精神科医が教える
水島広子先生の著書を数冊読ませて頂きましたが、残念なが
らもっとも文章に力が無く、いつもなら読んでいてこころに訴え
る対人関係が読み取れません。
「怒り」に関する他の書籍を読んでいないので判断はできない
のですが、水島広子先生らしからぬ展開で少々残念です。
私の読解力不足だと思いますが、「怒り」から距離を取ること
は可能でしたが、「怒り」が消えることはなかったです。
また、期間を置いて、再読したいと思います。
(★)
清水 義範: 国語入試問題必勝法 (講談社文庫)
国語入試問題必勝法
問題を読まなくても、選択肢を見ただけで答えがわかるらしい。
長短除外の法則、正論除外の法則など数々の法則、解法をわかりやすく教えてくれる、読み物。
実際の入試問題に役に立つかどうかは定かではないが(結構いけるという話もある。。。)、
勉強の息抜きにはもってこいというか、本当に信じてしまった。
(★★★)
渡辺 淳一: 幸せ上手
「幸せ」とは何か。そんな疑問からこの本を選びました。
「幸せ」というのは、大袈裟な、だいそれたものではなく、ごく
身近な、日常の何気ないところにある、ことを知ること。
他人と比べない、隣の青い芝生を羨望の眼差しで見ないこと。
生きていることに「幸せ」を感じること、健康でいることに
「幸せ」を感じ、幸せ上手になること。
神谷 美恵子: 生きがいについて (神谷美恵子コレクション)
難しすぎる。
生きがいは、一生探していくものではないかと考えた。
なんども読み返さないと、理解できない本のようです。
水島 広子: 自分でできる対人関係療法
最も大事な人が「重要な他者」であることを自覚しました。 (★★★★)
ユージン T.ジェンドリン: フォーカシング
この本を読めば、「マニュアル」として、フォーカシング技法を
いきなりトレーニングや臨床の現場で使いこなせると誤解し
てはならない。
フォーカシングは「人に対して」するものではなく、まずは自分
のために自分で行なうキャリアを必要とする「身体的な」習熟
スキルである。
いわば、楽器の演奏のようなものであり、本でだけ「指導法」
を勉強して、自分で車の運転が自在にできない自動車学校
の教官はあり得ないのと同じである。
この点は特に臨床関係者のために注記したい。
モニカ・ラミレツ・バスコ: バイポーラー(双極性障害)ワークブック―気分の変動をコントロールする方法
良書です。
お勧めします。
自分自身を本気で見つめることができます。 (★★★★★)
デニス グリーンバーガー: うつと不安の認知療法練習帳
調子のいいときに読んで。
大野 裕: こころが晴れるノート―うつと不安の認知療法自習帳
認知療法
「自動思考」と「スキーマ」
7つのコラム
水島広子: 対人関係療法でなおす 双極性障害
治療目的は、状態の安定
もっとも効果があるのは、
・社会リズム療法
(★★★★)
【自己防衛】
もしあなたが障害、遅延、困難などのことをいつまでも考えていると、あなたの
潜在意識はそれに反応します。それは、自分で自分の利益を阻んでいることになり
ます。
心の汚れは
その都度こまめに落とす
聡明な人は、順次に少しずつ、
その都度その都度、
自分の汚れを除くことだ。
銀細工師が、銀の汚れを除くように。
(法句経239)
大事に至らずにすむように
「大事は小事より起こる」という『老子』のことばがあります。
銀は放っておくと黒ずんできますが、銀器の汚れをこまめに落とす銀細工師は、
日頃から小さな汚れも軽視せず、いわば大事に到らぬよう危機管理をしているのです。
居間や台所も、放っておけば少しずつ汚れがたまっていき、長い間そのままにしてお
けば、いざ掃除しようとしても汚れはなかなか落ちません。
心も同じで、放っておけば必ず汚れがたまります。知らないうちに怠惰、慢心、
虚栄、貪り、怨みなどの悪い汚れがつき、放置すれば大きな過ちや災いを招きかねま
せん。
「賢い人は自分の心を点検し、その都度汚れを落とすべし」とブッダは教えます。
折々に少しずつでも善を行うことで、不善の汚れは取り除かれ、大きな悪や不幸とい
う「大事」に至らずにすむのです。
【心の毒】
怒りや憎しみは心の毒です。毒に当たって苦しむのは、あなた自身です。
ことばの怒りを封じ
愛語で善を広げる
ことばが怒りを放つのを抑え守れ。
ことばはよく制御せよ。
ことばによる悪い行いを捨て、
ことばによって善行を修めよ。
(法句経232)
おだやかな顔と愛のことばで
ことばがむらむらと怒りを持たないようにするには、「和顔愛語」という仏教の特効薬
があります。これは「おだやかな笑顔(和顔)とやさしいことば(愛語)」で常に人と接
するということ。
むかひて愛語をきくは、おもてを喜ばしめ、こころを楽しくす。
むかはずして愛語をきくは、肝に銘じ、魂に銘ず。
面と向かってやさしいことばをかけられたら思わず顔に喜びがあふれ、心は楽しく嬉し
くなる。人づてにやさしいことばを聞いたなら、嬉しさもありがたさも心に刻まれ、一生
忘れることはない---。愛語はまさに愛のことばなのです。
【やめるべきこと】
自分以外の誰か、また、いかなる力を、不満や怒り、あるいは非難や酷評の対象とする
ことをやめなさい。そうしなければ、健康で、幸福で、創造的な生活を手に入れることは
できません。
からだの怒りを封じ
おのれを忘れて他を利する
身体が怒りを放つのを抑え守れ。
身体はよく制御せよ。
身体による悪い行いを捨て、
身体によって善行を修めよ。
(法句経231)
いまこそ慈悲喜捨・忘己利他の心
「身・口・意」の身を整え、身と心の全体で善を行えと教える句です。善とは、自分の利を
考えず、他者の利にのみ寄与するよい行動を起こせということ。
仏教には「慈悲喜捨」や「忘己利他」ということばがあります。
「慈悲喜捨」は次の四つの心(四無量心ともいう)が一体になったもの。
「慈」は貪りの心をなくし、人が幸福になることを願う心。
「悲」は怒りの心をなくし、人が苦しんでいるときは助けようとする心。
「喜」は妬みなどに苦しむ心をなくし、人の幸せを共に喜ぶ心。
「捨」は愛憎などの執着心をなくし、人々を差別せず公平に見る心。
仏道ではまずこれらの心を修め実践することが肝要とされます。
「忘己利他」は最澄が残したことばで、「悪事を己に迎え、好事を他に与え、己を忘れて他を
利するは慈悲の極みなり」(悪いことは自分が引き受け、良いことは他の人に与え、自分の利
は忘れて他人の幸せをはかることこそ慈悲の極みである)という一節から。
自分本位のこの時代にこそ、大切にしたいことばです。
【エゴイズム】
あなたが他人のために祈るとき、あなたの心は広くなっているとはいえません。なぜなら、
他人のために祈るということは、自分のために祈るのと同じことだからです。
利己的な愛を捨てれば
憂いも恐れもなくなる
愛するものから憂いが生じ、
愛するものから恐れが生じる。
愛するものを離れたものは、
憂いはなく、もう恐れることはない。
(法句経212)
それは自分のための愛ではないか
仏教では「愛」ということばは「執着」「」渇愛とほぼ同意で、あまりいい意味では
使われていません(愛語などの例外はあり)。代わりに仏教で愛情・慈愛を示すのは
「慈悲」ということばです。
慈悲の語源は「慈=マイトレーヤ(楽を与える)」と「非=カルナー(苦しむこと)」
からきており、慈悲の心とは「与楽抜苦」、つまり人々を慈しみ、楽しみと安らぎを与え
るもの。そして苦しみを取り除き、悲しみを共にするという心をいうのです。仏さまの心
を「大慈非心」とか「大慈大悲」というのは、その慈悲心こその究極至上の愛であり、至
上の思いやりとされているからです。
【心の中の言葉】
あなたの心の中の言葉は、あなたの声に出さない考えや感情を示し、あなたに対する
ほかの人の反応というかたちで実現されます。
その愛が苦を生むなら
愛する人とは会うな
愛する人とは会うな。
愛さない人とも会うな。
愛する人に会わないのは苦しい。
愛さない人と会うのも苦しい
(法句経210)
執着する対象さえなければ
愛する人に会うのは喜びです。しかし、合えないことは苦を生み、合えない状態が
つづくなら苦しみばかりが大きくなります。本気で恋愛したことのあるある人や、やむを
得ぬ事情で家族と離れなくてはならなかった経験を持つ人なら、その苦しみはよくわかる
のではないでしょうか。この句にはつづきがあります。
それゆえに愛する人を作るな。愛する人との別れは苦しい。
愛する人も憎む人もいない者には、煩いも苦痛もない。(法句経211)
別れは耐えがたい苦しみだ、だから「愛する人を作るな」とブッダの教えは明快です。
仏教でいうこの「愛」は、「執着」とほぼ同意なのです。人を愛するのも憎むのも、好き
嫌いにこだわるのも執着があるということ。その執着こそ「苦」の因であるゆえ、愛憎に
のたうち回るより、執着しない生き方を自覚的に目指せと、ブッダは教えているのです。
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