行動

kyupinの日記 気が向けば更新 (精神科医のブログ)

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2013年8月

2013年8月31日 (土)

Steve Jobs 夢と命のメッセージ

4 夢を実現していく力

 「拾うべきところ」「捨てるべきところ」を見極める

 集中(フォーカス)とは、ノーということ。

ジョージ・ビーム 編
三笠書房

「限りなく少なく」豊かに生きる ドミニック・ローホー

2 「感性」が磨かれる暮らし方

 快適さは感覚に頼らず、「測って」選ぶ

 人間の体、その動きにうまくフィットすることを快適と感じる感情や感覚というものは
人それぞれですから、可能な限り、重さ、サイズというような数字による正確な値を利用
してみましょう。

 たとえば、ハンドバッグを購入する際にはその寸法、重さ、そひて素材を確かめましょ
う。いちばん軽くて丈夫な皮革はオーストリッチとヤギ、ヘビ革だと言われています。

 家具でも、腰の負担にならないように、できるだけ軽量で場所をとらないコンパクトな
ものを選ぶように心がけてみましょう。

 ものを選ぶ行為には、私たちの感性や哲学が反映されています。

ドミニック・ローホー著
講談社

2013年8月30日 (金)

Steve Jobs 夢と命のメッセージ

4 夢を実現していく力

 そのとき、意外な「 Apple の問題点」が……

 Apple の問題点は、
 想像を絶する成功を収めてしまったことだ。
 大成功して、みんなに同じ夢を
 共有してもらえるようになった。
 世界全体がそうなった。
 問題は、その夢が先に進まなかったことだ。
 Apple は創造することをやめてしまった。

ジョージ・ビーム 編
三笠書房

「限りなく少なく」豊かに生きる ドミニック・ローホー

2 「感性」が磨かれる暮らし方

 西瓜大の風呂敷を活用する

 経験を重ねていくと、持ちものの多くが自分たちに何ももたらしてはくれないことが
わかるときが来ます。

 ある僧侶が私に、ひとりの老婦人の話をしてくれたことがあります。その婦人は晩年
の所持品を西瓜大の風呂敷ひとつのまとめ、「私に必要なものはこれだけ」と言い放つ
と、貯めていたお金の全額をその方の唯一の楽しみだった庭いじりに費やし、美しい花
を咲かせて人生を最後まで楽しんでいたという話でした。

 たった90センチメートル四方の布地でできた風呂敷。これほど便利で「ミニマリス
ト(最少限主義者)的なもの」を私はほかに知りません。この布地の中央にものを置き、
その四隅を結わくだけで羽根布団から食器、衣類、ワインボトル、自家製のタルトとい
うように、ほとんどのものを持ち運ぶことができるのですから驚きです。

ドミニック・ローホー著
講談社

2013年8月29日 (木)

Steve Jobs 夢と命のメッセージ

4 夢を実現していく力

 うるさいライバルを一発で黙らせる法

 アダム・オズボーンはいつだって Apple をこき下ろしてきた。
 リサを延々とあげつらって、いつ出るんだと言い続けて、
 次は Mac をバカにし出した。
 冷静で紳士的な態度を心がけてきたけど、
 「最近耳にする Mac ってのは何なんだ。まじめな話なのかい」
 ってしつこく聞いてくるから、我慢できなくなって
 ついに言ってやった。
 「スグレモノだよ。そのせいで自分の製品が売れなくなって会社が潰れても、
 子どものために買いに行きたくなるくらいにね」

ジョージ・ビーム 編
三笠書房

「限りなく少なく」豊かに生きる ドミニック・ローホー

2 「感性」が磨かれる暮らし方

 「選択」とは2番目の選択を削除すること

 茶道の巨匠、千利休が生きていた時代は、茶を点てる道具を持たないものも多くいま
した。当時は茶の道具などへの執着はあまりなく、茶葉がなければ水を飲み、茶葉があ
っても急須がなければ借りてきて淹れ、茶碗の数が足りないと回し飲みしながら楽しん
だと言われています。

 選択の幅が限られればこのように気楽でいられます。

 これにならい現代の私たちも、できる限りのものを減らし、それぞれのアイテムはひ
とつ(コート、財布、フライパンなどなど)だけにしてみませんか?

 「選択」するということは、2番目以降はないということです。

ドミニック・ローホー著
講談社

2013年8月28日 (水)

Steve Jobs 夢と命のメッセージ

4 夢を実現していく力

「叡智」と引き換えにできるもの

 ソクラテスと午後のひとときを過ごせるなら、
 私は持っているすべてのテクノロジーを
 渡してもいい。

ジョージ・ビーム 編
三笠書房

「限りなく少なく」豊かに生きる ドミニック・ローホー

2 「感性」が磨かれる暮らし方

 持ちものを減らすとメンタル面でも強くなる

 多種多様な持ちもの、これは混乱の元、悩みの種になるものです。
「ものを失う」心配は、私たちを重苦しい気持ちにさせます。でも本当のものの価値
とは、それがかけがえのない思い出の品というように、その希少性によって決まるも
のです(たとえそれば縁の欠けたマグカップでも!)

 持ちものを最小限にとどめることで、私たちは今までよりずっと「自分らしく」生
きることができ、これがまたたまらなく清々しい解放感を与えてくれるのです。ユー
モアが増し、開放的になり、ストレートに気持ちを伝えられ、メンタル面でも変化に
動じない強さが出てきます。

 この「限りなく少なく」の魔法を実現させるためには、ひとつ条件があります。そ
れは自分が必要とする持ちものをリストにすること。それによって、必要なものがい
ったい何かを正確に把握し、妥協しないということです。

ドミニック・ローホー著
講談社

2013年8月27日 (火)

Steve Jobs 夢と命のメッセージ

4 夢を実現していく力

 一人の「プラスパワー」をまわりに広げていく

 Apple の行く末を左右するかもしれない大きなチャンスが
 僕たちに委ねられている。
 ここで働く五十人が毎日、宇宙にでっかい波紋を広げていくんだ。
 みんながつくる波のクオリティに感動してるよ。
 僕が少々煙たがられてるのは知ってる。
 でも、人生でこんなに楽しかったことはない。
 最高の気分だよ。

ジョージ・ビーム 編
三笠書房

「限りなく少なく」豊かに生きる ドミニック・ローホー

2 「感性」が磨かれる暮らし方

「限りなく小さく」の精神を、慎み深さや立ち居振る舞いの細やかさに応用させていくと、
味気ない生活にも愉しみを見つけられるようになり、自ずと世間の際限ない誘惑に惑わさ
れなくなります。

 そのためにも、感性を磨きましょう。日常の取るに足らない単調な生活が何を隠してい
るかを見つけてみるのです。そこに見いだす「限りなく小さいもの」は、何気ない日々の
くり返しのなかでも、私たちを成長させてくれます。

 ここではもちろん、価値観の逆転が見られます。でも多くを求めないこの「謙虚な姿勢」
は、次第に私たちのものごとへの執着心を削いでいきます。するとより自由で、より柔軟
にものごとを考えることができるようになるのです。

 この「淡々とした姿勢」は、あなたを一見平凡でありながら特別な人にします。これは
禅用語で言われている「空」「心の平安」、道教の「無為」にもよく似た状態です。

ドミニック・ローホー著
講談社

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