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kyupinの日記 気が向けば更新 (精神科医のブログ)

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2014年1月

2014年1月31日 (金)

人生がうまくいく! 「動じない心」の作り方

第8章 「あがり症」を克服して自信を持つ

●初めに笑いを取り、なごんだ雰囲気を作る

「笑い」には、緊張感を和らげ、心の乱れを静める効果があります。

 ですから、

「緊張でガチガチになったときには、

 まず笑える話をする」

 というのも、あがり症克服の

 大事なポイントになります。

 人前に立って何か話しするときや、大切な商談、好きな異性との二人きり

になったときなどは、いきなり本題に入るのではなく、まずユーモアを言う

ことから始めるようにしてみたらどうでしょうか。

 はじめに、おもしろい、笑える話をすることで、その場がなごみます。と

てもリラックスした雰囲気になるのです。その結果、自分の心の緊張もほど

け、落ち着いた気持ちで話をリードしていけるでしょう。

 書店へ行けば、たくさんの「ユーモアのネタ本」が出版されていますから、

そのような本を読んで、「こういう場面では、こんなユーモアを使う」とい

うことを決めておいてもいいかもしれません。

 また、相手の笑いを取って、その後をなごませるには、「失敗談を話す」

のも効果的です。

 ドジなことをした経験や、とんでもない間違いで冷や汗をかいたという体

験談は、笑いを取るためのいいネタになります。

 失敗談を話すことを、恥ずかしがってはいけません。堂々と失敗談を話し

ましょう。そのほうが笑いを取れます。

 また、深刻な顔をして、重い失敗談を話すのも禁物です。相手に緊張感を

与えるような話し方をしたら、相手は笑ってくれません。

 笑わせようとした話で相手が笑ってくれないと、自分の緊張感はさらに増

す結果になってしまいます。軽い話で笑いを取るのがコツです。

 相手が笑うことで自分の心がほぐれると、リラックスしてのぞむことがで

きるようになります。

植西聰著

マイナビ

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2014年1月30日 (木)

人生がうまくいく! 「動じない心」の作り方

第8章 「あがり症」を克服して自信を持つ

●緊張していることを正直に告白する

 緊張からあがってしまって、ガチガチになっているときには、そんな自分

の姿を隠そうと思うよりも、むしろ「わたし、緊張しています。ガチガチに

なっています」と正直に告白してしまう、という方法があります。

 正直に告白することで、心が動じなくなり、気持ちが落ち着くことがある

からです。「ガチガチになっているのを気づかれたくない。気が小さいと思

われるのはイヤだ」という気持ちから、じつは、よけいに緊張感が高まって

しまうケースも多いのです。

 江戸時代の禅僧、白隠は、「鈍な者でも正直になれば、神や仏になるが筋

」と述べています。

「劣ったところがある人であっても、正直をモットーとして生きていけば、

神にも仏にもなれる。何事にも動じることのない、強い存在になることがで

きる」という意味です。

 ここでは「劣ったところがある人」を、「あがり症の人」に置きかえて、

この言葉を読んでみましょう。

「あがり症の人であっても、正直をモットーとして生きていけば、何事にも

動じることのない、強い存在になれる」という意味になります。

 わたしは、この白隠の言葉を、このように「あがり症の人」に置きかえて

読んでも。いっこうに差し支えないと考えています。

 あがり症の人は、人前であがってしまう性格のために、「自分はビジネス

マンとして成功できない」と考えがちです。

 しかし、悲観的になる必要はありません。

 正直に「わたしはガチガチです」と告白しましょう。

「ガチガチになって何が悪いのだ」

 という気持ちで、

 堂々としていましょう。

 下手に隠そうと思うよりも、そのほうが何事にも動じない心で対処できます。

植西聰著

マイナビ

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2014年1月29日 (水)

人生がうまくいく! 「動じない心」の作り方

第8章 「あがり症」を克服して自信を持つ

●「自分をコントロールできている」という自信を持つ

 仏教の言葉に、「病は不自由の処(ところ)に在り」というものがありま

す。

「病」とは、ここでは「体の病気」という意味ではありません。「心の乱れ

。精神的な苦悩。悲しみや、怒り、いら立ち」といったものを指しています。

「不自信」という言葉は、「自分を上手にコントロールできない状態」を意

味しています。

「自分を上手にコントロールできないから心が乱れる」というのが、言葉全

体の意味になります。

 この言葉は、あがり症を克服するためにも参考になります。

 まさに「自分を上手にコントロールできないから、心が緊張してガチガチ

になってしまう」のではないでしょうか。

 よく「緊張して、頭が真っ白になってしまった」と言う人がいます。

 この「頭がまっ白になる」というのは、「自分をコントロールできなくな

った状態」を言い表わしています。

 ですから、言いかえれば、

「自分をコントロールできている」

 という自信を持てれば、

 あがり症を克服できるのです。

 その具体的な方法を、二つ紹介しておきましょう。

 * 深呼吸を何度か繰り返す。

 * ストレッチをして体をほぐす。

 いずれもリラックス法としてよく知られていますが、ここでのポイントは、

「自分は今、息を吸って吐くという行為を意識した通りに行っている」「自分

は今、息を吸って吐くという行為を意識した通りに行っている」「自分は今、

意識した通りに手足を動かしている」と考えながら、深呼吸やストレッチを行

なうことです。

 そう意識することで、「自分をコントロールできている」という自信が生ま

れます。

 すると、自信を持って、緊張する場面を乗り越えられるようになります。

植西聰著

マイナビ

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2014年1月28日 (火)

道端の花

もう、

水仙が咲いています。

とてもかわいらしいお花です。

Img_2611

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人生がうまくいく! 「動じない心」の作り方

第8章 「あがり症」を克服して自信を持つ

●「予期不安」を捨て、「楽天思考」を心がける

 心理学に「予期不安」という言葉ががあります。

「もし失敗したら恥をかくことになる」

「きっと相手に嫌われる結果になるだろう」

「プレゼンは、たぶんうまくいかない。職場での評価も下がるだろう」

 このように「将来的なことを予想して、それに不安を感じる人間の意識」

のことを言います。

 この「予期不安」も、人前に出るとあがってしまう大きな原因の一つでし

ょう。

 こんな例があります。あるプロ野球のピッチャーが、ある打者と対戦しま

した。

 そのとき、ピッチャーの頭には、「この打者には、何となくホームランを

うたれそうな気がする」という思いが浮かんだそうです。

「もしホームランを打たれたら逆転されてしまう。そうなれば自分が負け投

手になる。チームメイトから非難されるだろうな。応援に来ている人たちか

らもバカにされるだろう」というネガティブな想像が次々と浮かんできまし

た。

 すると、その打者と対戦するのが怖くなってきて、心がガチガチに緊張し

てしまったのです。

 結果的に心が動揺し、スピードのある球を投げられず、本当にホームラン

を打たれてしまったそうです。

「予期不安」は往々にして、このような痛い失敗を招きやすいのです。

 このような「予期不安」におちいらないようにするためには、「楽天思考

」を心がけることです。

 楽天思考とは、

「将来のことをあまり心配せず、

 物事を楽天的に考える心の習慣」です。

 それによって、心の動揺を上手にコントロールできるのです。

植西聰著

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2014年1月27日 (月)

人生がうまくいく! 「動じない心」の作り方

第8章 「あがり症」を克服して自信を持つ

●イメージトレーニングをしてから、大切な場面にのぞむ

「緊張せずに、平常心で大切な場面にのぞむ」には、事前にイメージトレー

ニングを行っておくことも大切です。

 今、プロスポーツや、オリンピックのような国際競技の世界では、幅広く

イメージドレーニングが採用されています。

 イメージトレーニングとは、緊張感が高まる状況で、自分が持っている能

力をフルに発揮するためのトレーニング法です。

 この方法は、一般の人たちの、あがり症克服法にも役立ちます。

 色々なやり方がありますが、基本的なことは次の二点です。

(1)頭の中で緊張する場面を思い描く。

(2)その場で自分がリラックスして、能力を発揮しているところをイメー

   ジする。

 まず自分が今、「あの場面に立つと、ガチガチになってしまうだろうな」と

思っている状況を、できるだけ具体的にイメージします。

 そこはどういう場なのか、どういう人たちが一緒に居あわせているのか、自

分がどの場所に立っているのか、できるだけ具体的に思い描いてみるのです。

 次に、その場で自分が落ち着いて話し、冷静に相手の言葉に対処しているの

をイメージします。

 また、自分の話が相手に受け入れられ、高い評価を受けている場面をイメー

ジします。願いがかなえられるイメージを心に思い描くのです。

 このイメージトレーニングを何度も繰り返します。特に眠る前に行うと、よ

り効果的だと言われています。

 イメージトレーニングを繰り返すことによって、

「動じない心で、自信満々に、その場にのぞめる」

という自信が蓄えられていくでしょう。

植西聰著

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2014年1月26日 (日)

人生がうまくいく! 「動じない心」の作り方

第8章 「あがり症」を克服して自信を持つ

●「よく見せたい」という欲をセーブしてみる

 人は、なぜ「あがる」のか、考えてみましょう。

 それは、「もっとうまくやりたい」「自分のいいところを見せたい」「

高く評価されたい。尊敬されたい」という気持ちがあるからではないでしょ

うか。

 好きな異性と二人きりになって「ガチガチに緊張してしまう」のは、相手

に「よく思われたい」という強い意識が働いているからです。

 しかし、異性であっても、兄弟姉妹が相手なら、そのような緊張感を感じ

ることはありません。

 それは「いいところを見せたい」といった気持ちがないからでしょう。

 ですから、好きな異性と一緒にいるときも、「よく思われたい」「いいと

ころを見せたい」という気持ちを少なくするように心がければいいのです。

「よく思われたい」と思うのも、一つの人間の欲ではないかと思います。

 この欲を少なくして、「自分にはダメなところもたくさんあるが、ありの

ままの自分を見てもらえればいい。そのほうが相手との相互理解も深まる」

と考えるように心がけるのです。

「よく思われたい」と意識しすぎて、

 緊張からどんでもない失敗をして

 恥ずかしい思いをするよりも、

 ありのままの自分を理解してもらうほうが、

 相手への印象もよくなるのではないでしょうか。

 こちらがありのままの自分をだせば、相手も自然な態度で接してきてくれ

ます。

 そのほうがお互いの心も、深い部分で通いあうのではないでしょうか。

 この考え方によって「動じない心」を作ることができます。

植西聰著

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2014年1月25日 (土)

人生がうまくいく! 「動じない心」の作り方

第8章 「あがり症」を克服して自信を持つ

●姿勢を正し、呼吸を整える

 仏教の「禅」には、「調身、調息、調心」という言葉があります。

 これは、「姿勢を正し、呼吸を整えることで、おのずから心が落ち着いて

くる」という意味です。

 この禅の教えも、「あがり症を克服する」ヒントになるのではないでしょ

うか。

 人前に立ってガチガチに緊張してきたときには、「落ち着かなくては。気

持ちを静めなくては」と誰もが思います。

 しかし、いくらそう思っても、人の心というものはなかなか思い通りにな

ってくれません。

 かえって、ますます緊張してしまい、自分をコントロールできない状態に

なってしまう場合も多いのではないでしょうか。

「心を落ち着かせる」「気持ちを静める」以前に。まず試してほしいことが

二つあります。

 * 背筋をシャンと伸ばして、堂々とした姿勢を取る。

 * 腹式呼吸で、息を深く吸い込み、ゆっくり吐き出す。

 禅で言う「調身」「調息」を、まず実践してみてほしいのです。

 姿勢を正すだけで、「だいじょうぶ。うまく乗り切ることができる」とい

う自信が生まれてくるでしょう。

 そして、腹式呼吸で呼吸を整えていくうちに、気持ちも自然と落ち着いて

くると思います。

 人の「体」と「呼吸」と「心」は、密接に影響しあっています。

 緊張から背中を丸め、呼吸も乱れている状態で気持ちを落ち着かせようと

思っても、なかなかうまくいきません。

 ですから、

 まずは「体」と「呼吸」を

 整えましょう。

 そうすることで緊張感が消え、落ち着いていきます。

植西聰著

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2014年1月24日 (金)

人生がうまくいく! 「動じない心」の作り方

第8章 「あがり症」を克服して自信を持つ

●緊張するのは当たり前だと考える

 人前に出ると「あがってしまう」という人がいます。

 パーティで、スピーチをしなければならなくなったとき。

 プレゼンの司会を任されたとき。

 会議で発表をするとき。

 このような状況であがってしまって、ふだんはしないような失敗をしたり、

何を話したらいいかわからなくなり、頭の中がまっ白になった、という経験を

持つ人もいるのではないでしょうか。

 そういう意味で、人前に出て何か話すときにも「動じない心」を手に入れた

い、と考えている人も多いのではないかと思います。

 それでは、「あがり症」克服法について、いくつかアドバイスしていきまし

ょう。

 まず言っておきたいのは、

「あがる」ということは、

 何も特別な反応ではないということです。

 人前に出れば、誰であっても緊張します。

 どんなに度胸がある人でも、緊張して心臓がドキドキしたり、手足の動きが

ぎこちなくなったり、体がガチガチに固くなることがあるのです。

 ですから、「自分は特別だ」と思わないようにしましょう。

 自分は特別だと思うと、緊張感がいっそう高まり、ますます舞い上がってし

まうことになります。

「緊張するのは当たり前だ」と考えることです。

 そして、緊張する状況においても、自分が持っている能力を十分に発揮でき

る、と考えてみましょう。

「あがってしまうから、実力が発揮できない」と考えてはいけません。

 あがっていても、存分に力を発揮することは、必ずできます。その方法を焦

らず、学んでいくことが大切です。

植西聰著

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2014年1月23日 (木)

人生がうまくいく! 「動じない心」の作り方

第7章のポイント

 生活の乱れを正せば、

 心の乱れも正される。

 シンプルな生活を

 楽しむ心を持つ。

 字をていねいに書くと、

 気持ちが落ち着く。

 心が乱れているときは、

 身の周りを掃除してみる。

「やりたい」と思って

 いることを行動に移す。

植西聰著

マイナビ

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