人生がうまくいく! 「動じない心」の作り方
第8章 「あがり症」を克服して自信を持つ
●初めに笑いを取り、なごんだ雰囲気を作る
「笑い」には、緊張感を和らげ、心の乱れを静める効果があります。
ですから、
「緊張でガチガチになったときには、
まず笑える話をする」
というのも、あがり症克服の
大事なポイントになります。
人前に立って何か話しするときや、大切な商談、好きな異性との二人きり
になったときなどは、いきなり本題に入るのではなく、まずユーモアを言う
ことから始めるようにしてみたらどうでしょうか。
はじめに、おもしろい、笑える話をすることで、その場がなごみます。と
てもリラックスした雰囲気になるのです。その結果、自分の心の緊張もほど
け、落ち着いた気持ちで話をリードしていけるでしょう。
書店へ行けば、たくさんの「ユーモアのネタ本」が出版されていますから、
そのような本を読んで、「こういう場面では、こんなユーモアを使う」とい
うことを決めておいてもいいかもしれません。
また、相手の笑いを取って、その後をなごませるには、「失敗談を話す」
のも効果的です。
ドジなことをした経験や、とんでもない間違いで冷や汗をかいたという体
験談は、笑いを取るためのいいネタになります。
失敗談を話すことを、恥ずかしがってはいけません。堂々と失敗談を話し
ましょう。そのほうが笑いを取れます。
また、深刻な顔をして、重い失敗談を話すのも禁物です。相手に緊張感を
与えるような話し方をしたら、相手は笑ってくれません。
笑わせようとした話で相手が笑ってくれないと、自分の緊張感はさらに増
す結果になってしまいます。軽い話で笑いを取るのがコツです。
相手が笑うことで自分の心がほぐれると、リラックスしてのぞむことがで
きるようになります。
植西聰著
マイナビ
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