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kyupinの日記 気が向けば更新 (精神科医のブログ)

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2014年2月

2014年2月28日 (金)

【7】うまくいっている人の考え方 完全版

第1部

 自分を好きになる

自分に寛大になる

7 自分のまちがいは堂々と認める

 多くの人は自分がまちがいや失敗をするという事実を認めたがらない。その理

由は、自分を責める気持ちにもういやというほど苦しめられているので、これ以

上苦しみたくたくないからである。

 自分がまちがっていることを知ると、どうしても心の奥底で苦痛を感じてしま

うものである。そこで、もう苦痛を感じなくてすむように自分はいつも正しいと

自分で思い込み、他人にもそう思ってもらおうとするのだろう。

 しかし、そんなに肩ひじを張って生きる必要があるだろうか。自分がまちがっ

ていたら、それを堂々と認めればいいのだ。いつも正しい必要はないのだから。

 しょっちゅう失敗するからといって、世間から追放されることはない。いつも

正しい人がより優れた人ということにはならないのと同様、失敗しても人間的に

劣っているということにはならない。

 まちがいを犯すということは、人間的に劣っているということではなく、人間

的だということである。自分が犯したまちがいを進んで認められるということは、

人間的に円熟している証であり、健全な自尊心の尺度である。

    うまくいく考え方 その7

    正しくてもまちがっていても、

    自分は常に価値のある人間だ。

ジェリー・ミンチントン

弓場 隆訳

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2014年2月27日 (木)

【6】うまくいっている人の考え方 完全版

第1部

 自分を好きになる

自分に寛大になる

6 たくさん失敗してたくさん学ぶ

 生まれたときに『人生における失敗を確実に避ける方法』というマニュアル本

をもらっていれば便利なのだが、こういう本はまだ出版されていない。そのせい

か、私たちは数えきれないほどの失敗をする。ときにはひどい失望を感じさせる

ような失敗すらしてしまうことがある。

 失意のどん底にあるとき、私たちはひとつのたいへん重要な事実を見逃してい

る。それは、失敗は学ぶために不可欠だということである。

 失敗は貴重なことを学ぶいい機会である。なぜなら、失敗するたびにまちがっ

た解決法がひとつずつ消えて正しい解決法に近づいていくのだから。

 これからは、自分には失敗をする自由があるというように考え方を変えてみて

はどうだろう。そうすれば、いろいろな技能が習得できて、成功の可能性がぐん

とたかくなるはずである。

    うまくいく考え方 その6

    すべての失敗は、学ぶための絶好の機会である。

    そう考えることが賢明な態度だ。

ジェリー・ミンチントン

弓場 隆訳

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2014年2月26日 (水)

【5】うまくいっている人の考え方 完全版

第1部

 自分を好きになる

自分に寛大になる

5 地位や財産で人を判断しない

 子どものころから私たちは、ある特定の人たちを敬うように教え込まれてきた。

知識や学歴、地位、名声、財産などを持つ人たちは優秀で称賛と尊敬に値すると

いう意識を植えつけられたのだ。

 これらのものを持っている人が持っていない人と異なっていることは事実だ。

しかし、だからといって優れているということにはならない。それはうわべだけ

の区別にすぎず、尊敬したり名誉を与えたりするための基準としては、きわめて

あやふやなものである。親指や鼻が大きいという理由で、その人が立派だと信じ

るのと同じようなことなのだ!

    うまくいく考え方 その5

    業績や地位は、その人が自分より

    価値ある人間だという根拠にはならない。

ジェリー・ミンチントン

弓場 隆訳

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2014年2月25日 (火)

【4】うまくいっている人の考え方 完全版

第1部

 自分を好きになる

自分に寛大になる

4 いやなことを言う人は相手にしない

 相手を不愉快な気分にさせるために、わざといやなことを言う人がいる。こう

いう人が実在するということはあまり信じたくないが、残念ながら、私たちは現

実にこういう人に出会ってしまうことがある。けれども、こういう人は非難すべ

き人ではなく、本当は同情してあげなければならない人なのだ。

 こういう人は、攻撃しやすい人を見つけると、その人をけなして気分を悪くさ

せてやろうと考える不幸な修正を持っている。その意図は、相手をだしにして優

越感を感じることで自分の自尊心の不足を補うことである。

 こういう人の言うことにいちいち腹を立てたり気分を害したりすると、相手の

思うつぼである。あなたが自分に余裕が持てるまで、こういう人はできるかぎり

避けるのが正解だ。

 うまく言い返してやろうなどと考えると逆効果である。何も言わずに微笑むと

か、適当にあいづちを打って受け流し、自分のことに集中しよう。相手の自尊心

を高めるために、自分の自尊心を犠牲にしなければならない理由はないのだから。

    うまくいく考え方 その4

    相手を気分よくさせるために、

    自分が不愉快な思いをする必要はない。

ジェリー・ミンチントン

弓場 隆訳

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2014年2月24日 (月)

【3】うまくいっている人の考え方 完全版

第1部

 自分を好きになる

自分に寛大になる

3 したくないことははっきりと断る

 ことらがいやだとか都合が悪いと思っているのに、自分の仕事をひたすら押し

つけてくる人がいる。そして、もしその人の要求に負けてそれを受け入れると、

結局、こちらが憤りを感じたり、相手の犠牲になったように感じたりするものだ。

 こういう状況から逃れようとして、断る理由をいろいろ考えても、めったにう

まくいかない。相手は口がうまく、理屈をいろいろこねて説得してくるだけだ。

 こういうときは、はっきりと断ればいい。いちばんいい解決法は、「私はそれ

をしたくありません」と言い切ることである。理由を述べる必要はない。

 相手があなたに要求を押しつけてくることに疑問を感じないのと同様、あなた

も相手の要求をはっきりと断ることに疑問を感じる必要はない。

    うまくいく考え方 その2

    長所に意識を集中すれば、それはもっと伸びる。

ジェリー・ミンチントン

弓場 隆訳

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2014年2月23日 (日)

【2】うまくいっている人の考え方 完全版

第1部

 自分を好きになる

自分に寛大になる

2 自分の長所にだけ意識を向ける

 ひとつの物事に意識を集中すれば、それは拡大する。

 たとえば、相手の長所を何度も褒めてあげれば、その人の長所は磨きがかかる

し、逆に、あら探しをすれば、いくらでも見つかる。

 自分の長所と自分の人生で恵まれている部分にいつも意識を向けよう。そうす

れば、長所ははさらに磨きがかかり、恵まれている部分はよりいっそう大きくな

る。

    うまくいく考え方 その2

    長所に意識を集中すれば、それはもっと伸びる。

ジェリー・ミンチントン

弓場 隆訳

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2014年2月22日 (土)

【1】うまくいっている人の考え方 完全版

第1部

自分を好きになる

自分に寛大になる

1 自分を許す

 ミスをしても自分を責めるのはやめよう。

「自分はなんてバカなんだ」とののしったり、自分を非難したりしてはいけない。

そんなことをすると、自分のすることは何でもまちがっているんじゃないかとい

う気持ちになって、さらにミスを繰り返すことになるだけだ。

 その反対に、自分がミスをしても、「だいじょうぶ、たいしたことはない」と

心の中で自分にやさしく声をかけよう。そうすれば、プレッシャーが軽くなって

ミスを繰り返しにくくなる。

 自分にやさしくすると、もっといいことがある。それは、あまりよくなかった

決定に悩まないことによって、自分はなぜまちがった決定をしたのかを学習する

余裕ができるからである。そうすれば、今後、同じようなミスを繰り替えさない

ための対策を立てることができる。

 だれだって選択ミスをしてしまうことがある。しかし、それはわざとではない。

みじめな気分になることを人生の目標にしている人はひとりもいないはずだ。

 この次、ミスをしたときは、ミスをすることは正常で、だれでもミスをするの

だということ、自分が犯したすべてのミスは、重大なミスも含めて100パーセ

ント自分で許せるということを忘れないようにしよう。

    うまくいく考え方 その1

    ミスしたときに自分にやさしくしよう。

    そうすれば将来、ミスが避けられる。

ジェリー・ミンチントン

弓場 隆訳

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2014年2月21日 (金)

(はじめに)うまくいっている人の考え方 完全版

 はじめに

   自尊心とは

 本書の中心にあるテーマは「自尊心をどう高めるか」ということである。

 自尊心とは何か。簡単に言うと、それは自分を好きになり、他人と同じように

自分も 素晴らしい人生を創造するに値する人間だと信じる気持ちのことである。

 自尊心は大切だろうか。答えはイエス。なぜなら、自尊心は人生のほとんど

すべての 局面に大きな影響を与えるからだ。たとえば、人間関係、自信の度合い、

職業の選択、 幸福、心の平和、成功。これらがすべて自尊心と密接な関係がある。

 なぜ、人は自尊心の欠如に苦しむのだろうか。だれしも成長の過程で、自分に

対して 悪感情を抱きたくなるような不快な経験をする。そして、その結果があま

りにも多いと、 心の中に次ぐの三つの信念が出来上がる。

(1)私は自分の人生を切り開くことができない弱虫だ。

(2)私は不完全な人間だ。みんなより劣っている。

(3)私は生まれつき欠点だらけの人間なんだ。

 自尊心を取り戻すのはそんなにむずかしいことではない。

要は、自分に対する考え方 を修正すればいいだけである。そのためには、自分の

人生は自分で創造できると確信し、 生まれつき持っている自分の価値に目を向け

ることだ。そうすれば、前述の三つのまち がった思い込みは簡単に取り去ること

ができる。

 自尊心を高めるために、少し時間を割こう。その見返りとして、あなたは自信

を身に つけ、素晴らしい人間関係を築き、楽天的な人間になれることだろう。

しかし、いちば ん大きな見返りは、新しいセルフ・イメージ(自分自身について

抱いているイメージ) である。なぜなら、そのとき、あなたは人間的に大きく成

長し、はるかに幸せな自分に 変身しているからだ。

ジェリー・ミンチントン

弓場 隆訳

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2014年2月20日 (木)

【初回】うまくいっている人の考え方 完全版

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自尊心とは何か。

それは自分を好きになり、他人と同じように自分も素晴らしい人生を

創造するに値する人間だと信じる気持ちのことである。

自尊心は人生のほとんどすべての局面に大きな影響を与える。

人間関係、自信の度合い、職業の選択、幸福、心の平和、成功。

はすべて自尊心と密接な関係がある。

(「はじめに」より)

ジェリー・ミンチントン

弓場 隆訳

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2014年2月19日 (水)

【最終回】人生がうまくいく!「動じない心」の作り方

第10章 たくさんの人と支えあい、愛情を持って生きる

第10章のポイント

「お客さんとして招かれている」

 気持ちで、この世を生きる。

「愛される」ことを求めるよりも、

「愛する」ことを優先する。

 人と自分を比べずに、

 自分らしい生き方を実践する。

「心の疲れが、心の乱れの

 原因になる」と知っておく。

 劣等感を大切にしていけば、

 それが自分の個性となる。

植西聰著

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