行動

kyupinの日記 気が向けば更新 (精神科医のブログ)

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2014年5月

2014年5月31日 (土)

【99】うまくいっている人の考え方 完全版

第2部

 よりよい考え方を選ぶ

自分の手で

人生を創り出す

99 所有物で自分の価値を高めようとしない

 一部の人は、「人並みに暮らしたい症候群」をさらに進めて「

人並み以上の暮らしをしたい症候群」にかかっている。彼らは周囲

の人より値段の高い物や上等の物を買って贅沢な暮らしをしたいと

考えている。

 しかし、他人の思惑を計算して買うかどうかを決めても、もくろ

みどおりにいくとはかぎらない。たとえば、あなたが印象づけよう

としている相手が、あなたの所有物になんの興味も示さなければど

うなるか? 主体性のない人物としてあなたを無視したらどうなる

か?

   うまくいく考え方 その99

   他人に見せつけるために

   高い買い物をするのは意味がない。

ジェリー・ミンチントン

弓場 隆訳

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2014年5月30日 (金)

【98】うまくいっている人の考え方 完全版

第2部

 よりよい考え方を選ぶ

自分の手で

人生を創り出す

98 自分の価値観を大切にする

 あなたは自分が必要としていない物や欲しくない物を買ってはい

ないだろうか? きっと、あなたは「そんなことはない!」と否定

するだろう。だが、次の質問に答えれば考えが変わるはずだ。

●印象づけたいと思う相手に自分の価値を見せつける目的で何かを

 買ったことはないか?

●「みんな」が持っているのに自分だけが持っていないように感じ

 たくないという理由で、本当は欲しくない物を買ったことはない

 か?

●ほんの数人の友だちが持っているというだけで、経済的に買う余

 裕のない高価な物を買ったことはないか?

 以上の質問のどれかに「ある」と答えたなら、あなたは「人並み

に暮らしたい症候群」にかかっている。その最大の問題は、自分の

人生を他人に規定されてしまうことだ。自分の価値観ではなく、他

人の価値観に従って生きることになるからだ。

 人並みに暮らすにはどうすればいいかを考えるのではなく、自分

にとってどんな価値観が大切なのかを自問しよう。

 他人に見せつける効果をねらって物を買えば、短期的な満足感を

得ることができるかもしれない。しかし、長い目で見ると、勝者の

いない競争を果てしなく続ける羽目になる。

   うまくいく考え方 その98

   他人が持っているからではなく、

   自分に本当に必要な物だけを買う。

ジェリー・ミンチントン

弓場 隆訳

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2014年5月29日 (木)

【97】うまくいっている人の考え方 完全版

第2部

 よりよい考え方を選ぶ

自分の手で

人生を創り出す

97 人がいつも理解してくれると期待しない

「誰も私を理解してくれない」と言うとき、人は満たされない願望

を抱え、何も言わなくても他人がそれを満たしてくれることを求め

ている。

 しかし、その要求は現実的ではない。あなたをよく知っていて、

あなたの行動を注意深く観察している人ですら、あなたの願望を理

解していないことがよくあるからだ。

 この満たされない願望はどんなけっかをもたらすだろうか? ほ

とんどの場合、不幸と失望である。さらに悪いことに、被害者意識

を抱きやすい。なぜか? 私たちに何かが起こるからではなく、何

も起こらないからだ!

 他人が私たちの心を読んでくれることを期待してはいけない。そ

れは願望と現実を混同している。私たちは無限の組み合わせの中で

創造された複雑な存在だ。私たちは個性的な人間であり、他の個性

的な人間に完全に理解してもらえると期待することはできないのだ。

 こんなふうに考えてみよう。ほとんどの人は自分すら理解してい

ない。内面の働きの多くは謎である。私たちは自分の動機や欲求で

すら理解していないことがよくあるのだ。とすれば、他人が私たち

の動機や欲求を理解してくれると期待するのは不合理ではないだろ

うか?

 この問題に対する解決策は、自分の求めているものを相手にはっ

きり伝えることだ。何も言わなくても相手が理解してくれることを

期待してはいけない。

   うまくいく考え方 その97

   「誰も私を理解してくれない」と嘆くより、

       言葉ではっきりと伝える。

ジェリー・ミンチントン

弓場 隆訳

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2014年5月28日 (水)

【96】うまくいっている人の考え方 完全版

第2部

 よりよい考え方を選ぶ

自分の手で

人生を創り出す

96 不幸な人間関係を避ける

 一部の人は好ましくない理由で人間関係をつくる。次のような理

由がそうだ。

「相手の問題を解決したい」

 そういう思いで人間関係をつくっても、うまくいかないことのほ

うが多い。相談に乗るのはいいが、問題を抱えている人には最終的

に自分で問題を解決させたほうがいい。他人を助けるのは、問題に

対して私情を交えずに客観的に対処できる専門家に任せるべきだ。

「自分の価値を高めたい」

 自分を不適格な人間だと感じている人は、特定の人とつき合えば

自分の社会的価値が高まると考える。しかし、たとえそれが実現し

ても、精神的に高い代償を払う羽目になる。

「自分がつまらない人間だと感じる」

 こういう人は、自分の不完全さを補ってくれる人といっしょにい

たいと考える。この組み合わせはビジネスではうまくいくが、個人

的な関係ではうまくいかないことが多い。相手に依存しなくてもす

むように、自分の中で不十分だと感じる側面を改善しよう。

「相手がいなくなってさびしい」

 ひとつの人間関係が終わったら、すぐに別の人間関係をつくろう

とせず、その期間を新しい人生観を探求したり、新しい人と出会っ

たり、前の人間関係ではできなかったことをしたりするために利用

しよう。悪い人間関係をつくるくらいなら、人間関係がないほうが

ましだ。

   うまくいく考え方 その96

   人間関係をつくるのを急ぐ必要はない。

   本当にそれが必要なのかどうか、

        検証してからでも遅くない。

ジェリー・ミンチントン

弓場 隆訳

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2014年5月27日 (火)

【95】うまくいっている人の考え方 完全版

第2部

 よりよい考え方を選ぶ

自分の手で

人生を創り出す

95 自分に正直になる

 あなたは他人が正直であるかどうかについてはほとんど何もでき

ないが、自分に正直になることならできる。人と会ったときに自分

のふだんの行動様式を変えなければいいのだ。

 一部の人が本当のあなたを嫌っても、気にする必要はない。でき

るだけ早く本当のあなたを知ってもらったほうがお互いのためでは

ないだろうか?

   うまくいく考え方 その95

   ありのままの自分を

   人に知ってもらうのがいちばんいい。

ジェリー・ミンチントン

弓場 隆訳

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2014年5月26日 (月)

【94】うまくいっている人の考え方 完全版

第2部

 よりよい考え方を選ぶ

自分の手で

人生を創り出す

94 自分を飾らない

 私たちは自分と違う人のふりをすることがよくある。たとえば、

誰かと会ったときに、その人と親しくなりたいと思うと、急にお行

儀がよくなるのがそうだ。

「それのどこがいけないの? 相手にできるだけ好印象を与えたい

と思うのは当然でしょう」とあなたは反論するかもしれない。なる

ほどそうかおしれないが、だからといってそういう態度が正当化で

きるわけではない。

 もちろん相手に好印象を与えることは間違っていない。ただし、

それには、知り合ってからもずっとそのように振る舞うという条件

がつく。しかしながら、私たちが自分のふだんの行動様式に戻り、

相手が私たちのことをよく知るようになると、彼らの私たちに対す

る感情は変わる。しかも、いい方向に変わるとはかぎらない。

「お行儀がいい」という段階は、めったに長続きしない。人々はふ

だんの行動様式に戻り、人間関係が変化するからだ。そのプロセス

は、美しく包装されたパッケージを開くのに似ている。パッケージ

の中身が外見と同じように美しいこともあれば、包装紙をめくれば

中身が気に入らなくなることもある。

 自分らしく振る舞うことについて、心に銘記すべきことは次のふ

たつだ。

 *誰にも迷惑をかけないかぎり、自分らしく振る舞えばいい。

 *居心地が悪く感じるなら、自分らしく振る舞っていない。

   うまくいく考え方 その94

   誰にも迷惑をかけないかぎり、

   自分らしく振る舞えばいい。

ジェリー・ミンチントン

弓場 隆訳

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2014年5月25日 (日)

【93】うまくいっている人の考え方 完全版

第2部

 よりよい考え方を選ぶ

自分の手で

人生を創り出す

93 些細な問題にとらわえない

 些細な問題とは何か?それが本当は問題ではないことを発見した

ら消えるような問題のことだ。たとえば、ある朝、職場に着くと、

自分専用の駐車スペースに他の車がとまっているのを見つけたとし

よう。あなたは数メートル先にある一般向けの駐車スペースを利用

しなければならなくなったことに腹を立てる。そちらのほうがあな

たの駐車スペースより広くて便利であるにもかかわらず、あなたは

他人のマナー違反にずっと怒っている。

 なぜこれが些細な問題なのか? 誰もがあなたの駐車スペースを

尊重するとはかぎらないのに、あなたがそれを期待したからだ。ほ

かに駐車スペースがないというのなら、あなたの怒りにも正当性が

ある。だが、もっと便利な場所が実際にあるのだ。あなたが経験す

る唯一の苦痛は、自分のプライドが傷ついたことだ。この問題は以

前から存在していたか? そうではない。あなたが職場に着いたと

きに、あなた自身がつくり出したのだ。

 些細な問題は、非現実的な期待の表れである。それは心の中だけ

に存在するから、心の持ち方を変えることが唯一の解決策だ。

 些細な問題を人生から排除する方法はふたつある。

 *自分の望みどおりに他人は振る舞ってくれないという事実を受

  け入れる。

 *自分に危害が及ばないかぎり、他の人をあるがままに受け入れ、

  変えようとしない。

   うまくいく考え方 その93

   些細な問題をつくり出しているのは自分の心だ。

   非現実的な期待をしなければ、問題は消える。

ジェリー・ミンチントン

弓場 隆訳

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2014年5月24日 (土)

【92】うまくいっている人の考え方 完全版

第2部

 よりよい考え方を選ぶ

自分の手で

人生を創り出す

92 自分の外見より内面を重視する

 あなたは自分の外見が今と違っていたらいいと思うだろうか?

現実の自分と大なり小なり違っていたいと思うのが、人間の性だ。

実際、自分が他人よりおれだけ外見的に優れているかが、私たちに

とって最大の関心事のひとつである。

 なぜ外見がそれほど重要に思えるのだろうか? 他人の目を意識

しすぎて自分の姿がどう映っているかをいつも心配しているからだ。

自分の外見を二枚目俳優やファッションモデルと比較するという非

現実的な習慣によって、私たちは問題をさらに厄介なものにしてい

る。

 自分の外見に対して最悪の意見を持っているのは誰か? それは

おそらく自分自身だ。人々は自分を最も厳しく批判する傾向がある

からだ。他の人たちも厳しいことを言ってくるかもしれないが、深

刻な精神的ダメージを与えるのは自分自身の辛辣な批評だ。

 この有害な性癖を解消するのに役立つアイデアを紹介しよう。ま

ず、外見は最も重要でない側面のひとつであり、人を外見で判断す

るのは最も浅はかな判断の仕方のひとつであることを理解しよう。

性格、知性、ユーモア感覚、会話能力のほうがはるかに重要なのだ。

外見は人々を最初のうちは引きつけるかもしれないが、長期的関係

の基盤にすべきものではない。次に、自尊心を高める努力をしよう。

自尊心が高まれば高まるほど、外見はあなたにとって重要でなくな

る。

 あなたが自分の外見について心得るべき唯一の義務は、身だしな

みを整えて清潔さを心がけることだ。最新のファッションを身にま

とう必要はない。自分に合う服装を選べばいいのだ。

   うまくいく考え方 その92

   自分の外見を自分で批判するより、

   内面を充実させる努力をする。

ジェリー・ミンチントン

弓場 隆訳

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2014年5月23日 (金)

【91】うまくいっている人の考え方 完全版

第2部

 よりよい考え方を選ぶ

自分の手で

人生を創り出す

91 お互いの違いを尊重する

 私たちは、世の中の多数派と違っている人には問題があると教え

られてきた。だが、地球上のすべての人は他のどの人とも違ってい

る。もし私たちが人々の違いに気づかないなら、それが存在しない

からではなく目立たないからだ。

 人間は機械のように大量生産されるされるのではない。私たちは

みな、無限に近い資質と特徴を持つ特殊な存在なのだ。精神的・肉

体的な側面、知能、人種、民族、教育、社会的・経済的レベル、職

業、宗教など、数え上げればきりがない。

 人々の違いに注目することになんらかのメリットがあるだろうか

? 自分に好ましい影響がある場合や実生活で必要な場合を除いて、

なんのメリットもない。

 違いがあることは人間としての価値に影響を与えるだろうか?

そんなことはまったくない。

 あなたは「違いがそんなに取るに足らないものなら、なぜ一部の

人はそれを問題視するのだろうか?」と思うかもしれない。ほとん

どの場合、その人たちは精神的に不安定なので、人々の違いを指摘

することによって自分の「正しさ」を証明しようとするからだ。人

々の違いに対処する最善の方法は何だろうか? 自分に危害が及ば

ないかぎり、価値判断をせずにそのまま受け入れればいいのだ。

 人々の違いは存在する。もし自分の違いが気に入らず、適切な行

動によって改善できるなら、ぜひそうすべきだ。しかし、改善でき

ないなら、それを受け入れて生きていく方法を学ばなければならな

い。

   うまくいく考え方 その91

   人は一人ひとり違うのだから、

   その違いを価値判断せずに受け入れる。

ジェリー・ミンチントン

弓場 隆訳

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2014年5月22日 (木)

【90】うまくいっている人の考え方 完全版

第2部

 よりよい考え方を選ぶ

自分の手で

人生を創り出す

90 自分らしく生きる

 あなたは人生のある時期、意識的かどうかは別として、周囲の人

たちと調和するために妥協するか、自分らしく生きるかを決断した

はずだ。ほとんどの人は妥協を選ぶ。社会的に受け入れられるかど

うかは、周囲の人たちの外見と行動をどれだけうまくまねるかに左

右されると考えているからだ。

 その原因は、「みんな」と同じように考え、行動し、さらに外見

的にも同じようにするよう幼少期からしつけられてきたことにある。

あまりにも多くの人が調和を求めたので、そうしなければならない

と思い込むようになったのだ。

 妥協にはいくつかのメリットがある。社会的に受け入れてもらい

やすいし、友だちの和を広げることもできる。目立ちたくない人に

とっては「保護色」の役目もある。だが、それらのメリットは次の

デメリットを上回るだろうか?

●いつも他人の目を気にしなければならない。

●多数派の選択は自分には合わないかもしれない。

●自分の好みを抑圧すればするほど、自分らしさがなくなる。

●自分の意に反して周囲の人たちと同じような生き方をしなければ

 ならない。

 では、周囲の人たちとうまくやっていくための最も現実的なアプ

ローチはなんだろうか? 多くの人にとって、極端な妥協と極端な

個性の中間あたりが最もうまくいく。要するに、自分にとってメリ

ットがあるときは妥協し、そうでないときは自分らしい生き方をす

ればいいのだ。

   うまくいく考え方 その90

   妥協すべきときは妥協し、

   個性を主張すべきときは個性を主張する。

ジェリー・ミンチントン

弓場 隆訳

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