【28】強い心をつくる100の習慣
第3章
マイナスの気持ちをプラスに変える方法
28 淋しいときは、
夢中になれることを探すチャンス
心が折れやすい人は、友達や恋人、家族などの身近な人に依存する
生き方をしてしまいがちです。
「彼氏にいつも優しくしてもらえないと、不安になってしまう」
「友達と毎日会っていないと、淋しい気持ちで一杯になる」
依存心とは、簡単にいうと「誰かに幸せにしてもらいたい」という
他力本願な気持ちのことです。
この気持ちが強いと、周りはその人の存在を負担に感じてしまい、
「付き合いにくい人」というレッテルを貼られてしまいます。
依存心の根っこにあるのは、「淋しい」という孤独感です。
男性よりも女性のほうが依存的な生き方をする人が多いため、一人
でいることに心細さを感じる人も多くいます。
当然のことながら、孤独な気持ちは心に悪い影響をもたらします。
最近、うつ病の人が増えていますが、その原因は孤独感だと指摘す
る専門家がいるくらいです。
一度、淋しい気持ちに拍車がかかると、心にはどんどんマイナスの
エネルギーが増えて、つらくなります。
ですから、「淋しいな」と感じたときには、温泉に行ったり美味し
いものでも食べて、サッと気持ちを切り替えるようにしましょう。
どうしても淋しくてたまらないときは、「夢中になれることを探す
チャンスだ」と思って、趣味でも何でもいいので、心から楽しめるこ
とを探してみましょう。
友達と毎日会えなくて淋しいと言っていたある女性は、外国の小説
を図書館から借りてきて読みふけると、孤独な気持ちがいつの間にか
消えているといいます。
孤独感を楽しむというプラス感情に変えることができると、「誰か
と一緒にいないと淋しくて泣きたくなる」というような依存体質から
も抜け出せます。
依存体質から抜け出せば、心にマイナスのエネルギーが増えること
も防げるのです。
植西 聰 氏
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