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kyupinの日記 気が向けば更新 (精神科医のブログ)

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2015年7月

2015年7月31日 (金)

【83】幸運は不運のあとにやってくる

第九章

 いつまでも幸福でいるためには

 人付き合いの変化に敏感になる

 幸運期が到来すると、いろいろな人と知り合う機会が増えると

同時に、いろいろな人がその人の元に寄ってきます。

 それは、サラリーマンかもしれません。

 フリーランスのデザイナーやカメラマンかもしれません。

 企業経営者かもしれません。

 車のセールスマンかもしれません。

 日本に留学にきた外国人かもしれません。

 このとき大切なのは「この人は自分とは関係のない業種だから」

と勝手に解釈しないことです。

 むしろ、人付き合いの変化に敏感になり、その人たちとの交流

を深めるといいと思います。

 自分とは職種・業種が異なる人であっても、その人が大きな幸

運を運んできてくれることが、人生にはしばしばあるからです。

 たとえば、相手が車のセールスマンで、トップセールスマンと

しての実績を何年も誇っているとしたら、その成功の秘密を聞く

ことができます。

 その法則によって成功したら、ハッピーの元はそのセールスマ

ンということになります。

 したがって、嫌いな人でない限り、出会う人を拒まないことです。

 「出会う人、仲良くなる人の数だけ幸運がやってくる。チャン

スが増える」と自分に向けて、言い聞かせることが大切になります。

 そうすれば、毎日、人と出会うのが楽しくなるに違いありません。

植西 聰 氏

2015年7月30日 (木)

【82】幸運は不運のあとにやってくる

第九章

 いつまでも幸福でいるためには

 新しいことに挑戦する

 幸運期が到来したなあと思ったら、新しいことに挑戦してみる

といいと思います。

 なぜかというと、これは心理学でいうところの「ビギナーズ・

ラック」と「プラスの初頭効果」が関係しています。

 ビギナーズ・ラックとは、人が初めてのことに挑戦すると、予

想以上にうまくいくことをいいます。

 「初めてゴルフをしたら、ものすごくいい方向にボールが飛ん

で行った」

 「初めて料理を作ったら、予想以上のできで、みんなから美味

しいとほめられた」

 こういう話をよく耳にしますが、それなどは典型といっていい

でしょう。

 プラスの初頭効果とは、最初の印象がよいと、あとあとまです

べてがよく思えてくる人間特有の心理作用のことをいいます。

 レストランに行き、ウエイターの接客態度に好感が持てると、

出てくる料理もどれも美味しく思えてくる……という感情がこれ

に当てはまります。

 幸運期が到来したとき、新しいことに挑戦すると、この「ビギ

ナーズ・ラック」と「プラスの初頭効果」が働く可能性が大きく

なります。

 英会話教室に通い始めたら、「発音がものすごくいい」と、い

きなり同じクラスの女性の人からほめられ、自信がついた(ビギ

ナーズ・ラック)。

 そうしたこともあって、彼女に好感を抱くようになり(プラス

の初頭効果)、友だちとしてつき合うようになり、一緒に海外旅

行にいくことができた……ということも夢ではなくなるわけです。

 したがって、カルチャースクールに通ったり、やったことのな

いスポーツをはじめてみるなど、興味を持ったことにはどんどん

チャレンジしてみるといいでしょう。

 そうすれば、それに比例して意外な形で運が開けるようになる

かもしれません。

植西 聰 氏

2015年7月29日 (水)

【81】幸運は不運のあとにやってくる

第九章

 いつまでも幸福でいるためには

 ヒラメキを大切にする

 「急に、故郷にいる高校時代の同級生と会いたくなった」

 「カルチャースクールに通い、バレエでも習ってみようかな」

 「今日に限って、外食したい」

 こうしたヒラメキは誰にでも湧き起こるものですが、往々にし

て見過ごしてしまいがちです。

 しかし、やることなすことうまくいっているときに、こうした

ヒラメキが湧き起こったら、素直に従うといいでしょう。

 運気が不運から幸運に切り替わるとき、神様は「不運の時期が

終わりを告げ、これから幸運期に入りますよ」と合図を送ってく

れることがあります。

 その最たるものがヒラメキやカンであるからです。

 フリーで編集の仕事をしている女性は、あるとき急に京都に一

人旅がしたくなり、京都に行きました。

 すると、現地で同じく一人旅の女性と知り合い、親しくなりま

した。

 実は、その女性も大手出版社に勤める編集者でした。

 それが縁で意気投合し、旅から戻って来たあともつき合うよう

になり、程なくして、その出版社から編集の仕事までもらえるよ

うになったのです。

 繰り返し言いますが、ヒラメキは「もうすぐ運気が切り替わり

ますよ」「不運が終わりを告げ、幸運期に入りましたよ」という

神様からの合図です。

 したがって、何かひらめいたら、特に「どうしても」という強

い欲求が伴うようであればなおさらのこと、迷うことなく、神様

の合図に従い、行動に移すといいでしょう。

 そうすれば、思いがけない恩恵にあずかることができ、運気の

切り替わった自分が実感できるようになるはずです。

植西 聰 氏

2015年7月28日 (火)

【80】幸運は不運のあとにやってくる

第九章

 いつまでも幸福でいるためには

 いろいろな場所に顔を出す

 不運のあとには幸運がやってくることになっています。

 その幸運の扉をあけるためには、アクションを起こすことが大

切になります。そのための一つの方法としていろいろな所に顔を

出すといいと思います。

 いろいろな所に顔を出して、いろいろな人に会えば、願っても

ない情報を入手できたりします。

 仕事に役立つヒントが得られる可能性もあります。

 素晴らしいアイディアが湧いてくるかもしれません。

 応援・協力してくれる人と知り合えたりもします。

 つまり、それが願望の達成や成功の呼び水になってくれること

もあるのです。

 昆虫を専門に撮影している写真家の男性は、自分の個展を開く

ことを以前から望んでいました。

 しかし、手持ちの資金が足りません。

 そんなあるとき、男性は昆虫マニアが集まるサークルに入会す

ることにしました。

 すると、彼が撮った写真に感動した投資家の人と親しくなるこ

とができました。

 その人のお膳立てで、わずかな資金で個展を開くことができ、

その個展がテレビでも取り上げられ、とうとう写真集まで出すこ

とにせいこうしたのです。

 幸運は誰にでもやってきます。

 しかし、そのなかに潜んでいる願望達成や成功のチャンスとい

うものは、自分から仕掛けていかなければ、つかむことはできま

せん。

 そのためには、「幸運期が到来したな」と思ったら、いろいろ

な場所に顔を出し、いろいろな人と知り合うことが大切になりま

す。

 そうすれば意外な形で道が開けるようになるでしょう。

植西 聰 氏

2015年7月27日 (月)

【79】幸運は不運のあとにやってくる

第九章

 いつまでも幸福でいるためには

 積極的に行動を起こす

 海外に旅行に行くとき、快適なフライトを楽しむための裏ワザ

があります。

 たいていの人はエコノミークラスのシートに座ると思いますが、

空港でチェックインするとき、航空会社の受付の人に次のように

尋ねてみるのです。

 「非常口のすぐそばにあるエメージェンシーシートは空いてい

ますか。もし、空いているようなら、そこに座らせてもらえますか」

 すると、運がいいときは、そこに座らせてもらうことができます。

 ご存じのように、エコノミークラスのシートはサイズが小さく

て窮屈です。

 前方との座席との間のスペースも狭いため、足を伸ばすことが

できません。

 そのため、長時間のフライトとなると、疲れてしまいます。

 しかし、エナージェンシーシートの前方には席がありません。

 ですから、足を思いきり伸ばすことができ、長時間のフライト

でも、疲れることはあまりありません(ただし、緊急時には誘導

を手伝わされる場合がある)。

 幸運期が到来したとき、ボーッとしていても、幸運は舞い込ん

ではきません。

 チャンスをつかむことはできません。

 大切なのは、フライトのチェックインの際、「エメージェンシ

ーシートは空いていますか」と尋ねることです。もし運がよけれ

ば席が空いていて快適な空の旅を楽しむことができます。

 ほんの小さな行動でもかまいません。とにかくアクションを起

こすことが、幸運の扉をあけることにつながっていくのです。

 「卵を割らなければオムレツは作れない」ということわざがフ

ランスにあります。

 不運が幸運に切り替わった瞬間、その人の手元には、神様から

贈られてきた一個の幸運の卵があります。

 その卵の殻が割れるか割れないかは、その人の行動次第なのです。

植西 聰 氏

2015年7月24日 (金)

【78】幸運は不運のあとにやってくる

第九章

 いつまでも幸福でいるためには

 幸運期がきたかどうかはこうして見極める

 「連鎖の法則」という言葉があります。

 わかりやくいうと、悪いことがたて続けに起こることもあれば、

よいことがたて続けに起こることもあるという意味です。

 よい場合でいうと、車を運転しているとき、行く先々の信号が

青で、目的地までスイスイ進めるときなどが、その典型です。

 「駅のプラットフォームに着いた瞬間、電車がやってきた。そ

の電車に乗り込んだところ、いつもなら混んでいるのに、どうい

うわけか空いていて席に座れた」というときもそうです。

 そのようにプラスの現象がたて続けに起きたときは、特にそう

いう状態が一週間以上続いたときは、幸運期が到来した可能性が

あると考えていいでしょう。

 それに加えて「ワクワクする」「心がときめく」というポジテ

ィブな感情が湧き起こればしめたものです。

 大いに喜んでいいでしょう。

 これは間違いなく、不運期が終わりを告げ、幸運期が到来した

証拠であるからです。

 そういう感情は、心の中に宿ったプラスの気の循環によっても

たらされます。

 言い換えると、マイナスの気が消滅、もしくは放出されつつあ

るのです。

 不運な時期が終焉を迎え、待ちに待った幸運エネルギーをいか

んなく発揮する番がやってきたのです。

 つまり、そういうときに積極的に行動を起こせば、人生を大き

く飛躍させたり、成功をおさめることが可能になります。そして、

自分が望んだとおりの人生が歩めるようになるのです。

植西 聰 氏

2015年7月23日 (木)

【77】幸運は不運のあとにやってくる

第九章

 いつまでも幸福でいるためには

 幸運は意外なときに意外な形でやってくる

 寒い冬が終わりを告げると、ようやく春がやってきます。

 そのことを実感するのはどんなときでしょう。

 それはやはり満開になった桜の花を目にしたときではないでし

ょうか。

 では、もうすぐ夏だなと思うのはどんなときでしょうか。

 それはうっとしい梅雨に入ったとき、スーパーなどにスイカが

並んだときではないでしょうか。

 日本の季節はめまぐるしく変化します。変わる節々において、

「もうすぐ春ですよ」「もうじき夏ですよ」と合図を送ってくれ

ます。

 しかし、人生はそう簡単にはいきません。

 不運が終わりを告げ、幸運に切り替わるとき、神様ははっきり

と合図を送ってくれません。

 そのためウカウカしていると、せっかくの幸運期が到来したこ

とがわからないまま無意味な人生を送ってしまうことになります。

 また、幸運期が来たことがわかっても、ボーッとしていたら、

それは通り過ぎて行ってしまい、飛躍・発展のチャンスを見過ご

してしまうことになります。

 不運の時期を耐え忍んできたとしたら、これほどつまらないこ

とはありません。

 結論的にいえば、幸運期は確かに向うからやってくるものに違

いありませんが、それをつかみとるのは、その人自身なのです。

 幸運は意外なときに意外な形でやってきます。

 では、幸運期が来たかどうかは、どのように見極めればいいの

でしょうか。

 そして、幸運期が来たとき、それを確実につかみとるためには、

おういったことを心がけたらいいのでしょうか。

 次回からそのことについて、述べていきたいと思います。

植西 聰 氏

2015年7月22日 (水)

【第八章のポイント】幸運は不運のあとにやってくる

〇 不運な状況下にあるとき、信念を深め、自己成長に努める。

〇 信念があると、ブレない軸を心の中に持つことになるので、迷

  いがなくなる。

〇 信念を強める本を読めば、ダメ意識が遠ざかり、代わりに「絶

  対に」「何が何でも」「必ず」という意欲が湧いてくる。

〇 名言・格言は心の中の魔物を払拭し、心の中をプラスの気でい

  っぱいにしてくれる。

〇 不運期のスキルアップは幸運期が到来したときの大きな武器に

  なる。

〇 成功者や運のいい人の話を聞けば、不運に打ち勝つ術が体得で

  きると同時に、プラスの波動・幸運の波動を与えてもらうこと

  もできる。

〇 成功者や運のいい人を真似ると、心の中がプラスの波動でみた

  されるようになる。

〇 幸運は人が運んできてくれる。

〇 一芸を身につけておくと、不運に見舞われても幸運に転じやす

  くなる。

〇 幸運期が到来するまでの間、楽しい気持ちで過ごす。

植西 聰 氏

2015年7月21日 (火)

【76】幸運は不運のあとにやってくる

第八章

 手に入れた幸運をさらに大きくするには

 「忍耐」を「楽しみ」に置き換えてしまう

 以前、ある作家が雑誌のインタビューで次のようなことを述べ

ていました。

 「私はうなぎが大好物で、馴染のお店にうな重を食べに行くの

ですが、オーダーしてから出てくるまでに、三十分、四十分と待

たされることがあります。でも、うな重が出てくるまでの時間が

楽しいのです」

 これは、ある意味、旅行前の心境にも似ています。

 仕事がハードでも、「もうすぐハワイに行ける」と思うと、仕

事自体が苦ではなくなります。心がなんとなくウキウキしてきま

す。

 何がいいたいかというと、不運に見舞われたとき、忍耐すると

か、辛抱するとか考えず、幸運期が到来するまでの間、楽しい気

持ちで過ごしたほうが得策であるということです。

 言い換えると、将来を「待つ」ことを「楽しみ」に置き換えて

しまうのです。

 繰り返し言いますが、運が悪いときも運がなくなったわけでは

ありません。

 運は隠れているだけに過ぎません。

 不運のエネルギーがだんだんと弱まり、消滅すると、今度は幸

運のエネルギーが形となって、必ず現れるようになります。

 そのことを、人生の法則として認識すれば、不運に見舞われて

も、そこに意識がいかなくなります。

 むしろ、不運なときでも、「○○になりたい」といった夢・願

望に意識が向かい、楽しむことができます。

 そうなればしめたものです。

 はた目から見てたいへんそうに思えることも、当人からすれば

そんなにたいへんには感じなくなり、気がついてみれば、いつの

間にか逆境が順境に転じるようになるでしょう。

植西 聰 氏

2015年7月17日 (金)

【75】幸運は不運のあとにやってくる

第八章

 手に入れた幸運をさらに大きくするには

 特技に磨きをかける

 「芸は身を助ける」ということわざがあります。

 一芸を身につけておくと、いざというとき生計を助けることも

あるという意味ですが、次のようにも応用できると思います。

 「一芸を身につけておくと、不運に見舞われたとも幸運に転じ

やすくなる」

 その好例として、南アジアに古くから伝わる民話を紹介しまし

ょう。

 ある村に、ツキに見放されている男がいました。

 貧乏で何をやってもうまくいかないのです。

 そんな状況下にあっても男は弓を得意としており、弓の稽古だ

けは続けていました。

 すると、あるとき、貴族の娘が山の中でトラに襲われそうにな

りました。

 その光景を目の当たりにした男は、トラを目がけて、弓矢を放

ったところ、一発で仕留めることができ、娘を助けることができ

ました。

 それを知った娘の父親は大いに感謝し、その家の奉公人として

高給で雇うことにしました。

 こうして、男は貧乏でなくなり、幸せに暮らせるようになった

のです。

 不運な状況下にあるときの忍耐とは、何もしないでひたすら耐

え忍ぶことをいうのではありません。

 幸運期到来の折に、チャンスをいち早くつかむための下準備を

しておくことをいいます。

 そのためには「これだけは人に負けない」という得意なものや

自分の特技に磨きをかけておくことが大切です。

 そうすれば、それによって不運が幸運に転じやすくなると同時

に、いち早くチャンスをものにすることができるようになるでし

ょう。

植西 聰 氏

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