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kyupinの日記 気が向けば更新 (精神科医のブログ)

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2016年4月

2016年4月15日 (金)

【57】幸運は不運のあとにやってくる

第七章

 幸運期への転換を早める方法

 プラスの習慣が、不運のあとにやってくる幸運期の到来を早める

 不健康な人はお酒をたくさん飲みます。

 タバコをたくさん吸います。

 野菜をとらずに肉食中心の食生活をします。

 運動もほとんどしません。

 そのため、ストレスがたまると、次のような症状に見舞われやすくな

ります。

 「下痢がひどい」

 「肩がこる。腰痛がする」

 「身体が重くて仕方がない」

 そういう人がお酒やタバコをやめ、食生活を正し、適度に運動するな

ど、良い習慣を身につけたらどうなるでしょうか。

 ストレスがたまっても、そういった症状をはねのけることができます。

 不運はある意味、ストレスに似ているところがあります。

 不運は誰にでも襲いかかります。

 このとき、悪い習慣を身につけている人は不運にあってもなかなか抜

け出すことができません。それどころか、状況がますます悪化する恐れ

があります。

 しかし、よい習慣を身につけている人は、心がプラスの感情でいっぱ

いになるため、不運にあっても、比較的早く抜け出すことができます。

 要するに、よい習慣を身につけている人は幸運波動とリンクしやすく

なるため、幸運期の到来が早まるようになるのです。

 良い習慣を身につけるために、次項からご紹介するいろいろな方法を

実践する必要があります。

植西 聰 氏

2016年4月14日 (木)

【第六章のポイント】幸運は不運のあとにやってくる

第六章

 不運に見舞われたときの乗り越え方

●心をプラスの状態に保てば、幸運波動と共鳴しやすくなる。

●不運を体験しているときは、幸運をためているときと知れば、心

 がプラスになる。

●苦しみと楽しみは表裏一体の関係にあり、私たちの知らないとこ

 ろで同居している。

●不快な出来事、ツイていない出来事に見舞われたら、その中から

 メリットを探せば、心の状態がマイナスからプラスへと切り替わ

 る。

●不運に見舞われたら、「そのおかげで〇〇ができる」と考える。

●自分の長所を自覚すれば、心もプラスに転じやすくなる。

●自分を取り巻く多くの人・多くのものによって生かされているこ

 とに気づく。

●「おもしろそうだ」と思ったことにトライすると、心がプラスに

 転じる。

●大自然のパワーを吸収すれば、心が活性化し、幸運波動とリンク

 するようになる。

植西 聰 氏

2016年4月13日 (水)

【56】幸運は不運のあとにやってくる

第六章

 不運に見舞われたときの乗り越え方

 不運に見舞われたときは、よい気を吸収する

 気には悪い気とよい気があります。

 悪い気は、人を怒らせたり、悲しませるなどして、心をマイナスにし

ます。

 そして、人を不快にします。

 これに対して、よい気は、人を楽しませたり、喜ばせるなどして、心

をプラスにします。

 そして、人を快適にします。

 不運に見舞われると、人は往々にして悪い気を浴びがちです。

 そういうときは、意識的によい気を浴びることが大切になってきます。

 そのためには、快適な気分になれる場所に行って、快適な波動を吸収

するのが一番です。

 なかでもお勧めなのが、郊外の山や森林、高原といった自然のパワー

がいっぱい吸収できる場所です。

 大自然が生み出すパワーは、私たちに新鮮な空気を提供してくれます。

 それを吸収すれば、気分がリフレッシュします。

 気分がリフレッシュすれば、生命エネルギーが活性化し、ひいては心

まで活性化するようになります。

 心が活性化すれば、心の中にあるマイナスの気が放出され、代わりに

プラスの気が心の中に充満するようになります。

 すると、幸運波動とリンクするようになります。

 それによって、幸福な人生が送れるようになるのです。

 不運に見舞われ、気分がふさぎこんだときは、部屋の中に閉じこもっ

ていないで、よい気を吸収しに出かけたほうがいいと思います。

植西 聰 氏

2016年4月12日 (火)

【55】幸運は不運のあとにやってくる

第六章

 不運に見舞われたときの乗り越え方

 夢中になれることを行う

 不運な状況にあるとき、人はたえずそのことばかりに意識を向け、そ

のことばかり考えてしまいます。

 「あのとき、あんなミスさえしなければ、リストラされなかったろう

に」

 「別れた恋人のことが忘れられない」

といったようにです。

 しかし、それでは四六時中、心がマイナスの要素でいっぱいになりた

め、マイナスの波動がマイナスを呼び、人生そのものがますますマイナ

スに傾いてしまいます。

 この悪循環に歯止めをかけるためには、夢中になれることを行うとい

いでしょう。

 夢中になれることを行えば、否が応でも意識はそちらに向くようにな

ります。

 ましてや、それが楽しいこと、快適なこと、心がときめいてワクワク

してくるであれば、心の中のマイナスの気が放出され、代わりにプラス

の気が充満するようになります。

 そのためには「おもしろそうだ」と思ったものがあれば、トライして

みることをお勧めします。

 ヨガやジャズダンスを行ってみる。

 ピアノやギターなど楽器を演奏してみる。

 小説やエッセイを執筆してみる。

 福祉ボランティアなどの社会活動を行ってみる。

 たとえばこのようなことを、一時間夢中になって行えば、一時間心が

プラスになります。

 二時間夢中になって行えば、二時間心がプラスになります。

 そうやって意識的に心がプラスになる時間を増やしていけば、「不運

によって私にはこういう悩みがある」という思いが次第に薄れ、しまい

には忘れるようになるのです。

植西 聰 氏

2016年4月11日 (月)

【54】幸運は不運のあとにやってくる

第六章

 不運に見舞われたときの乗り越え方

 周囲の人の存在に感謝する

 不運に見舞われると、誰でも憂うつな気分になり、落ち込むものです。

 将来のことを思いわずらい、漠然とした不安感にかられるようになり

ます。

 この状態を放置しておくと、人はどんどんマイナスに傾いてしまいます。

 これを防ぐためには、周囲の人の存在に感謝するのもいいでしょう。

 40代のある男性は、身体をこわし、長期の入院を余儀なくされたこ

とがありました。

 「出世コースがフイになってしまった」と当初は嘆いていましたが、

しばらくして心境に変化の兆しが現れるようになりました。

 毎日のように、奥さんと娘さんがお見舞いに来てくれるのを目の当た

りにして、家族の温かさを身に染みて感じるようになったのです。

 また、奥さんのお手製のプリンを食べたところ、こんな思いが頭をよ

ぎりました。

 「今まで当たり前のように食べていた家内のお手製のプリンだが、よ

くよく考えてみたら、家内に感謝の気持ちなど抱いたことがなかった。

家内のおかげで美味しいプリンが食べられる」

 そんな家族の存在・家族のありがたさを考えていたら、出世コースが

フイになってしまったことなど、どうでもよくなってきたというのです。

 そして、退院して間もなく、男性に幸運期が到来しました。ある会社

から過去の実績を認められ、好条件でヘッドハントの話が持ちかけられ

たのです。

 よくよく考えてみると、私たちは自分を取り巻く多くの人たちによっ

て生かされています。

 その人たちに助けられ、支えられていることに気づけば、感謝の気持

ちが芽生え、それがプラスの感情に切り替わるようになります。

 すると、心の中もプラスの波動が充満し、それによって不運が幸運に

転じやすくなるのです。

植西 聰 氏

2016年4月 8日 (金)

【53】幸運は不運のあとにやってくる

第六章

 不運に見舞われたときの乗り越え方

 過去の成功体験を思い出す

 「今年も国家試験にパスできなかった」

 「商談がうまくまとまらなかった」

 このように成果が出せなかったとき、人は往々にして自信を失いがち

になります。

 「私はダメな人間だ。どうせ、この先もうまくいかないに決まってい

る。失敗するに決まっている」という気持ちが強くなります。

 すると、心がますますマイナスに傾いてしまいます。

 心がマイナスに傾けば傾くほど、不運の波動と共鳴し、ますます不幸

な現象に見舞われるようになります。

 そうならないようにためには、過去の成功体験を思い出すのもいいと

思います。

 小学生のころまでさかのぼってもかまいません。

 何かにトライして成功し、他人からほめられたこと、あるいは感謝さ

れたことを思い出すようにするのです。

 習字がうまく書けて、教室に貼り出された。

 テストで100点満点をとって両親からほめられた。

 財布を拾い、交番に届けたら、落とし主から感謝された。

 作成した企画書がよくできていると上司からほめられた。

 忘年会の幹事をしたら、いい店を見つけてくれたと社長から感謝された。

 その際、「自分にもこんないいところがある」という言葉を口に出し、

その余韻に浸ると、なおベターです。

 そうすれば、自分の長所が自覚でき、自分に自信が持てるようになり、

心もどんどんプラスに転じやすくなるでしょう。

植西 聰 氏

2016年4月 7日 (木)

【52】幸運は不運のあとにやってくる

第六章

 不運に見舞われたときの乗り越え方

 ネガティブな現象を都合よく解釈する

 ネガティブな現象に遭遇したら、そこからメリットを見つけ出すと、

心の状態がマイナスからプラスへと切り替わるようになります。

 しかし、そうはいっても、不快な出来事、ツイていない出来事のなか

にはメリットが見つけ出せないものもあります。

 たとえば、交通事故を起こしたときがそうです。

 軽い接触事故にせよ、自分が加害者だとしたら、警察を呼んで被害者

と示談交渉をしなければなりませんし、保険会社に事故の届け出をしな

ければなりません。

 そして、けがの有無を問わず、被害者に誠心誠意、謝らなくてはなり

ません。

 そういう状況下において、メリットを探し出すのは難しいものがあり

ます。

 むしろ、自分が悪いにせよ、災難であることは違いないわけですから、

憂うつな気分になるでしょう。

 そういうときは無理してメリットを探し出すのではなく、ネガティブ

な現象を自分にとって都合よく考えることが大切になってきます。

 つまり、この場合でいうと「おかげで、これからは慎重に運転ができ

る」と解釈するようにするのです。

 要するに、事故を教訓としてとらえるようにするのです。

 国家試験に落ちたときも同じです。

 「そのおかげで、もう一年しっかり勉強できる」と解釈するといいで

しょう。

 商品が売れなかったときも、「商品の改良・改善を図るいい機会であ

る」と、結果的に自分の人生にプラスに働いていると考えるといいでし

ょう。

 そうすれば、心の状態がマイナスからプラスへと切り替わるようにな

ります。

 すると、プラスのリズムがリズムを呼んで、幸運が思っているよりも

早くやってくるかもしれません。

植西 聰 氏

2016年4月 6日 (水)

【51】幸運は不運のあとにやってくる

第六章

 不運に見舞われたときの乗り越え方

 ネガティブな現象のなかからメリットを見つけ出す

 東京近郊に住んでいる人が海外に行く方法は二つあります。

 一つは成田空港から飛行機で旅立つ方法、もう一つは羽田空港から飛

行機で旅立つ方法です。

 どちらにもデメリットとメリットがあります。

 成田空港の場合、空港まで行くのに時間とお金がかかるというデメリ

ットがあります。しかし、便が多く、格安チケットが手に入りやすいと

いうメリットもあります。

 羽田空港の場合、便が少なく、チケット代が高いとうデメリットがあ

ります。しかし、羽田空港には、交通の便がよく、深夜に出発する便が

多いため、仕事を終えてからも旅立つことができるというメリットもあ

ります。

 デメリットばかりに目を向けていると、不快な気分になりますが、メ

リットに目を向けると、まんざら悪い気分もしません。

 心もマイナスからプラスに切り替わるようになります。

 そこで不快な出来事、ついていない出来事に見舞われたら、デメリッ

トだけでなくメリットにも目を向けるといいと思うのです。

 エスカレータが故障した → 日ごろの運動不足が解消できる。

 喫茶店で待たされた   → そのおかげで本が読める。

 上司からプレゼン資料の作成を命じられた → 文章力を強化するよ

い機会である。

 このようにメリットに目を向ければ、心の状態がマイナスからプラス

へと切り替わるようになります。

 心がプラスに切り替われば、考え方や行動までもが変わるようになり

ます。

 そうなればしめたもので、その人が望まなくとも、幸運はその人の元

にやってくるようになるでしょう。

植西 聰 氏

2016年4月 5日 (火)

【50】幸運は不運のあとにやってくる

第六章

 不運に見舞われたときの乗り越え方

 ネガティブな現象のなかから楽しみを見つけ出す

 炎天下・猛暑がつづく夏には夏の楽しみがあります。

 海水浴やプールに行けます。

 花火大会にも行けます。

 納涼大会もあります。

 寒くて風邪をひきやすくなる冬には冬の楽しみがあります。

 クリスマスを楽しめます。

 お正月にはお雑煮が食べられます。

 雪合戦をして遊ぶこともできます。

 何がいいたいかというと、ネガティブな現象のなかにも楽しめる何か

が存在するということです。そして、この発想は不運に見舞われたとき

にも大いに役立ちます。

 雪国に左遷になった → スキーが楽しめる。

 地方にある子会社に出向を命じられた → 地元の郷土料理が食べら

れる。

 夏の暑い盛りにお使いを命じられた → コンビニで冷たいドリンク

が飲める。

 仕事の都合で旅行に行けなくなってしまった → その金で欲しかっ

たものが買える。

 苦しみと楽しみは表裏一体の関係にあります。

 この二つは、私たちの気がつかないところで同居しています。

 そのことを知り、楽しみに目を向けるようにすれば、心の状態はだん

だんとプラスに転化していき、幸運波動と共鳴しやすくなります。

 したがって、不快な出来事に遭遇しても、そこから楽しみを見つける

くせをつけることが大切です。

植西 聰 氏

2016年4月 4日 (月)

【49】幸運は不運のあとにやってくる

第六章

 不運に見舞われたときの乗り越え方

 一つの不運を体験したら、一つの幸運を貯蓄したと考える

 心をプラスの状態に保てば、幸運波動と共鳴しやすくなります。

 すると、不運の時期は予定していたよりも早く終わりを告げ、幸運期

がやってくるようになります。

 そのためには、「一つの不運を体験したら、一つの幸運を貯蓄した」

と考えるといいと思います。

 ある女性は、夏休みに、友人とシンガポールへ旅行に行く予定でいま

した。

 ところが、出発の直前になって、風邪をひき、高熱を出してしまい、

旅行に行けなくなってしまいました。

 これには大いに落ち込んだのはいうまでもありません。

 そのとき、職場の先輩が彼女に次のように言いました。

 「今回の件は悔しいかもしれないけれど、幸運を貯蓄したと思えばい

いわ」

 すると、先輩の予言は見事的中しました。

 旅行に行けなかった代わりに、ダメだと思っていた税理士の試験に見

事パスしたのです。

 不運がエネルギーとなって形となって現れているときは、幸運のエネ

ルギーは水面下に潜んでいます。

 そして、不運のエネルギーが消滅すると、今度は幸運のエネルギーが

形となって現れるようになります。

 言い換えると、不運を体験しているときは、幸運をためているのです。

 機が熟せば、今度は蓄積された幸運の出番がやってくるようになるの

です。

 そのことを知れば、心がプラスになり、不運のあとに確実に幸運がや

ってくるようになるでしょう。

植西 聰 氏

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