【15】自分のために働け
本田宗一郎 100の言葉
第1章 仕事
会社のためじゃなく
自分が幸福になるために働け
協調的、献身的労働がある種の美徳とされた昭和の時代、「自
分のために働け!」という言説には、日本人の仕事観を覆す斬新
さがあった。
宗一郎が指摘したのは、個人が会社組織のなかに埋没すること
なく、赤裸々に自分の人間性を出して、感動しながら仕事をする
という瞬間が大事であるということだった。
個人の幸福のうえに会社と国家の繁栄があるのであって、その
逆は真ならずと説いた宗一郎の言葉は、いまもその鮮やかさを失
っていない。
別冊宝島編集部 偏
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