【31】需要はつくりだすもの
本田宗一郎 100の言葉
第2章 経営
需要がそこにあるのではない。
われわれがそこに
需要をつくりだすのだ。
戦後、「傘」の需要は非常に高かったが、あらゆる業者が生産
に乗り出し、たちまち供給過剰になって、メーカーは倒産に追い
込まれた。
しかし、そこで「折り畳み式」の傘が考案されると、需要のな
くなったはずの傘は再び売れ始めた。
食品のように一定の需要があって供給がリードされるものもあ
るが、これとて革新的な食品の発見があれば、どのような関係に
なるか分からない。
要は需要をつくりだすのはアイデアだということであり、それ
は市場開拓の本質の的を射た言葉である。
別冊宝島編集部 偏
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