行動

kyupinの日記 気が向けば更新 (精神科医のブログ)

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2017年10月

2017年10月27日 (金)

【39】石橋は叩くな

本田宗一郎 100の言葉

第2章 経営

「石橋を叩いて渡る」
という言葉は嫌いだ。
石橋だということが分かれば
叩かずに渡ればいいんだ。

 世の格言というものに真っ向から疑問を唱えていた宗一郎。常
識にとらわれずスピードに生き続けた生涯は、痛快かつ躍動感に
満ちている。

 石橋を叩かず失敗することより、叩いている時間をロスするこ
とのほうがもったいない。それが宗一郎の生きざまであった。

「能ある鷹は爪を隠す」という諺にも異論を唱えていた。

「隠すなんて陰湿だし時代錯誤だ。能あるヤツは、失敗を恐れず
に勇気を出してどんどん爪を出せばいいんだ。日本の悪いところ
だ」

別冊宝島編集部 偏

2017年10月17日 (火)

【38】会社の安定

本田宗一郎 100の言葉
第2章 経営

何かが安定するためには
その基盤をなすものが
ある程度柔軟でないと
いけないんだ。

 乗り物なら何でも好きだった宗一郎は若き日、一輪車を愛好し
ていた。

「あんなに不安定なものもないが、バランスを取りさえすれば一
輪車ほど乗り手の意のままに動く乗り物はない」

 そして組織のありかたにも話が及ぶ。

「車のサスペンションもそうだが、安定は柔軟な基礎の上に成り
立つ。よく安定と固定を一緒にする人がいるが、安定というのは
いつも動いていながらうまくバランスを取っている状態のことを
指す」

別冊宝島編集部 偏

2017年10月11日 (水)

【37】トップをめざす

本田宗一郎 100の言葉
第2章 経営

レースでもなんでも
競争をやるからには
首位にならなくてはダメだ。
トップを確保しないと
つい後ろを見て
2位争いに甘んじてしまう。

「日本一になろうと思うな。世界一じゃなければ日本一じゃねえ
んだ!」

 これは宗一郎がしばしば従業員に飛ばした檄である。

 世界一への挑戦---その象徴が、ホンダが1960年代から
参戦したF1だった。

 1980年代後半から90年代前半にかけ、ホンダはF1にお
ける無敵の黄金時代を築いたが、それは「仕事も人生も、目標設
定を最高の地点に置くべきだ」という宗一郎の信念の強さを如実
に物語る成果だった。

別冊宝島編集部 偏

2017年10月 1日 (日)

【36】ウサギと人間

本田宗一郎 100の言葉
第2章 経営

危険を察知したウサギは
早い足に頼って逃げる。
しかし企業はそうあってはならない。
不幸を幸にするように
解決しなけれなならない。

 長い耳を持つウサギは、危険を察知する能力に長けている。危
険を察知すると逃げるし、幸福を感じるとそこへ寄っていく。

 しかし、ウサギは逃げても人間が同じでは困ると宗一郎は言う。

「もし不幸のあることをレーダーでつかんだ場合には、それをい
かに有利に展開するかということだ。われわれはアイデアという
もので不幸を幸にするように解決しなければならない。
 それが人間と他の動物との本質的な違いだ」

別冊宝島編集部 偏

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