【39】石橋は叩くな
本田宗一郎 100の言葉
第2章 経営
「石橋を叩いて渡る」
という言葉は嫌いだ。
石橋だということが分かれば
叩かずに渡ればいいんだ。
世の格言というものに真っ向から疑問を唱えていた宗一郎。常
識にとらわれずスピードに生き続けた生涯は、痛快かつ躍動感に
満ちている。
石橋を叩かず失敗することより、叩いている時間をロスするこ
とのほうがもったいない。それが宗一郎の生きざまであった。
「能ある鷹は爪を隠す」という諺にも異論を唱えていた。
「隠すなんて陰湿だし時代錯誤だ。能あるヤツは、失敗を恐れず
に勇気を出してどんどん爪を出せばいいんだ。日本の悪いところ
だ」
別冊宝島編集部 偏
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